老いたらお金のことじゃなくて孫子のことを案じたい
- 2017.05.31 Wednesday
- 09:26
前川元文科省次官が時の人ですが、安倍内閣は黙殺の構えの様です。
どう見ても、正直に真実を話しているのは前川氏の方ですから、安倍さんサイドは黙殺するしか方法がないし、衆参で2/3の議席数を持っているのですから黙殺するのも可能でしょう。
僅かな可能性は、あまりにも酷い政権運営に業を煮やした他の自民党有力者達による、次回総裁選での安倍降ろしですが、どうなることでしょう。
アホでウソつきの蓮舫や野田の民進党では、とても政権を担うことはできないでしょうから、旧経世会系の復活を願うしかありません。
となると、次回の国政選挙では党の名前だけでなく、どの派閥に属しているかを考えて投票しなくてはなりませんが、小選挙区制の中で公認権を執行部が握っているのでこれも難しそうです。
安倍内閣の支持率は、私達60歳以上の世代だと20%程度の低さですが、20〜30代では60%と高いそうです。
ところがその世代では、70%が共謀罪の中身を知らないそう。
つまり、政策の中身を何も知らずに雰囲気だけで安倍政権を支持しているということです。
政治や歴史を少しでも勉強し、戦争の悲惨さを親から伝え聞いていれば、安倍内閣を支持するはずがないと私は思うのですが、そんな若者達は勉強もしなければ、親や祖父母から昔の日本の暗い歴史を聞いていないということなのでしょうか。
だから「歴史は繰り返す」のでしょうか。
そんな意味では、私達以上の世代の責任です。
自分自身で考えに考え抜くと言うことはとても大切なことだけど、過去積み重ねられた歴史を学ばずに、あるいは特定の人だけの考え方、書籍だけを、それもほんのちょっとかじった程度で自分の考え方を確立すると言うのはとても危険です。
現在の科学技術も、政治も文化も、全て過去の積み重ねがあったからこそ人類は進化し続けているということを忘れてはならないと思います。
前川氏は、加計学園に安倍内閣が深く関与していたことをばらしたことで、優雅な天下り生活を捨ててしまうことになりそうですが、彼も62歳。
贅沢な生活を望まなければ、年金だけでも十分にやっていけます。
私もサラリーマン時代には、
「ぐっと堪えて。気持ちは分かるけど、家族のことを考えたら、ここは従った方が良い」
と言われたことが何度もありましたが、定年退職すればそんなことを気にする必要なんてありません。
「面従腹背」は、現役時代だけで十分です。
退職しても、人事厚生の現役達に「企業年金を減らすなよ」等とプレッシャーを掛けている爺さんもまだいるそうだけど、60歳過ぎたらお金のことばかり考えていないで、孫子の世代が少しでも良くなるための活動をした方が良い。
前川氏の勇気ある行動を見て、そんなことを思いました。
彼が退職時に文科省の後輩たちに送ったというメールはちょっとカッコ良かったと思います。
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