昨日は今年初めてのライブ開催。
昨年2月に私の定年後の楽しみで始めたライブですが、これで5回目となりました。
その内4回は立すいの余地もない位の超満員。
昨年12月の1回は、団体さんで予想外の前日キャンセルが出てしまいましたが、それでも会場のキャパからすればちょうどいい位の人数でした。
ところが今回のライブは前日までの予約がその丁度良い位の人数の2/3ぐらい。
定年後の素人が始めたライブでそもそも満員になっていたのがビニナーズラックいうか偶然だったのかと思いました。
昨年帰省した際に中学の同窓生のカフェで参加したライブの参加者は僅か4人だったし、他のライブに出かけても満席だったことなんて殆どなかったのですから、素人の私が企画したライブなんてそんなもんだろうと諦めていたんです。
だから席数もサンドイッチプレートも予約人数プラスαで用意していました。
ところが、当日になってから電話で予約がくるは、予約なしのお客様もドンドンあるはで、私もかみさんも娘もバイトの娘もパニック状態。
今回は、毎回来てくださる団体さんも来れなかったので、まさかこんな状況になるとは考えてもませんでした。
だから私もホールでのんびりとリハーサル演奏を聴いていたのですが、かみさんからなにやら店頭にお客さんがぞろぞろいるよとの電話があって、それからがパニック。
急遽、テーブルと椅子を追加したけど、通路がない位にぎゅうぎゅう。
更に、今日は大型の電動車椅子の方が来て、カフェのトイレに入れず居室のトイレにお連れしたりエレベーターにお乗せするなどの介助も…
開場するとなんと余分に作ってあったはずのサンドイッチも足りない。
顔なじみのお客様は「私のサンドイッチは他のお客さんにあげて」と言ってくれたりしましたが、ただでさえ慣れない新人のバイトはここに来て完全にパニック。
私も慣れない手つきでプレートにサンドイッチをのせて、ポテトにパセリを振りかけたりしましたが、汗びっしょりでした。
その間もまた席が足りなくなって、椅子を運び入れて席を作ったりとホント死ぬかと思いました。
やっと一息ついて下の階で控えていた奏者さん達にそのことを言うと、皆さんとっても嬉しそう。
もちろん私も嬉しかったのですが、やはり予約管理や入場管理のノウハウを積み重ねることが必要だなあと反省しきりでした。
予定より5分程遅れての開演でしたが、前回のメンバーにクラリネットを加えて音が厚くなった演奏はとっても素晴らしかった。
お客様も大変な盛り上がりでした。
隣の人とビッタリくっつくほどの狭さで申し訳ないと思っていましたが、そんな状態でもノリノリで聴いていただけて嬉しかった。
演奏時間はなんと2時間半。
最後の曲が終わると奏者が退場しない内から大きい手拍子が沸き上がりました。
一旦下がってアンコールの声が掛かってから再入場…というのが普通ですが、あまりにも演奏が良かったのか、直後から凄い手拍子で奏者さん達は下がることもできません。
アンコールでは皆で合唱しました。
みなさん大声で歌ってくれました。
演奏が終わった後も、ギタリストのCDを買い求める人、奏者と一緒に記念写真を撮る人、私や奏者に感謝の言葉を言ってくださる方などが大勢いて、なかなか後片付けに入ることできませんでした。
お客さんからは、
「ええっ、2時間半も経っていたんだ。信じられないよ」
「初めて来たけど。ここの会場のファンになりましたよ。毎月やってください」
「ギタリストさんにサインお願いしていただけますか」
「とにかく奏者のノリが凄い。奏者とお客さんが一体になった本当にあったかライブでした」
「あのヴォーカル凄い。感激して涙が止まらなかった」
私(九州のコンテストで最優秀ヴォーカル賞をとってますから)
「やっぱりねえ。ギターもいろんな音色を出せるし」
私(当地区若手NO.1のギタリストですから)
こんなお客さんとの会話は私にとっても至高の時です。
奏者を褒められると、私も自分が褒められている様に嬉しい。
早くもその夜から、お客さんと奏者さんのSNSが盛り上がっているのを見るのも楽しかった。
ようやくお客さんがはけてから、恒例の打ち上げは近くの中華料理店に。
雨が降っていたので、私のC200で5人乗って行ったのですが、まだ高揚している女性奏者さん達は、ゆっくりと安全運転で走っているのに、
「スゲー加速!」
とぎゃあぎゃあ騒いでクルマの中もお祭り騒ぎ。
奏者さん達は、本当に楽しく嬉しかったと言ってくれます。
次は7月、8月と連続でやりましょうとも言ってくれました。
収支トントンで御の字と思っていたのが、予定外の利益も出たので料理もお酒も大判振る舞いしました。
若い奏者さん達は熱演でお腹が減ったのか沢山食べて、飲んでくれました。
いっぱいお話もして本当に楽しかった。
奏者の皆さん、沢山のお客さんには本当に感謝です。
そして打ち上げには参加しなかったかみさんと娘はというと…
実は20数年前に一緒の社宅にいたかみさんと娘のお友達が、娘さんとお孫さんを連れてライブに来てくれていたんです。
私は記念写真に納まってすぐに打ち上げに出かけたんですが、その後も昔話に花が咲いたそうです。
奥さんは、
「旦那さんは40キロもやせて、とってもダンディーになりましたね」
「こうしてライブやったり、娘さん夫婦と一緒に住んでいるなんて幸せですね」
と言ってくれたそうです。
昨日は興奮してなかなか寝付かれなかった私ですが、今朝はワンコに遊んで!って迫られて、老体に鞭うって綱引きとボール遊び。
かみさんは朝からお出かけ。
私は、愛犬と散々遊んだ後、昨日の感激をブログにしたためておこうと書斎でパソコンに向かいながらゆったり。
あっ、でも今週中に友人のソプラノ歌手さんに頼まれた原稿とホームページの作成もしなくっちゃ。
定年してもなんだかんだとやることが沢山あって、大変だけど、そして他に悩みがないことはないけど、なんとか楽しい「かろうじて中流老人」を満喫できています。
・・・・・・・・・・・・・
良かったら↓のアイコンをポチっとお願いします。
コメントも大歓迎です。是非コミュニケーションしましょう。
にほんブログ村