今朝は町内会の公園清掃。
先月は旅行に出掛けてサボってしまったのですが、今日もうっかりしていてサボるところでした。
気が付いたのが愛犬と散歩に出かけたかみさん。
家に帰って来たかみさんに言われて思い出し、慌てて行ってきました。
遅れた分、一所懸命に草取りしたので、外は寒いけど汗はびっしょり。
家に帰って愛犬と朝風呂に入りました。
愛犬も一緒に湯船に入れるので、お風呂は毛だらけ。
なので普段のお風呂掃除はかみさんと私と半々でやるのですが、パイプフィニッシュを使ったりカビ取りを使って徹底的にお掃除するのは私の役目。
掃除、洗濯、炊事はほとんどしない私ですが、風呂掃除だけは私もちゃんとやるんです。
午後からは、知り合いのピアニストが生徒さん向けのコンサートを開催するために私のホールに来てくれました。
本当は単にホールをお貸しするだけなんですが、知り合いのピアニストさんなので私も色々とお世話。
リハに立ち会ったり、受付机を準備したり、出演する生徒さんとお話して緊張をほぐしてあげたり…。
リハの途中、私も弾きたくなって別れの曲(出だしだけ)と雨だれをポロンと弾きました。
するとその後で、出演者の中で唯一の大人の女性から突然声を掛けられました。
「素敵ですね。小さい頃からピアノやっていたんですか」
って。
見るととっても清楚できれいな女性。
聞くと、小2から中3までピアノを習っていて、ここ1年ほど中1の子供さんと一緒に不定期にピアノを習っているとのことで、今日は娘さんと一緒に生まれて初めての発表会に出演することにされたそうです。
5分程話をして彼女はもっと話をしたかったみたいだけど、私は受付の準備と次々とやってくる可愛い生徒さん達の誘導があったので残念ながらそこで打ち切り。
「ピアノが弾ける男性は女性にもてる」
って言われるけど、本当のことですね。
子供たちの発表会の後は、先生によるコンサート。
初めて彼女と出会った時は、ショパンを殆ど弾いたことがなかったと言っていましたが、今日は何とショパンを8曲。
ワルツの64番から3曲、エチュードから2曲、ノクターンから2曲、そして最後は幻想即興曲でした。
私が以前「ピアノはショパンでしょ」と言った言葉が心に残っていた様で、ここ1年ほどはずっとショパンを勉強していたそうです。
そして、私が大好きなカッチーニのアヴェマリアも弾いてくれました。
すべて終了した後は、娘が準備してくれた懇親会。
私の知り合いのピアニストさんなので、会場使用料を頂く分、娘とかみさんが無料で軽食とドリンクを準備してくれました。
子供さん達も嬉しそうだし、お母さん方も先生といっぱいおしゃべりして写真を撮ったりして楽しそう。
私もその輪の中に入り込んで楽しんでいたら、娘から
「パパもみんな一人一人の写真を撮って、先生に送ってあげなよ」
と指導。
素直に従って写真を撮りまくって、先生のiPhoneを借りてエアードロップで送ってあげました。
外はすっかり真っ暗。
お客さんも皆さんお帰りになってお開きかなと思ったら、今度はかみさんから次の指令が。
「花束やら贈り物、連弾用のピアノ椅子があって大変だから、クルマで送って差し上げなさい。わざわざお父様に迎えに来ていただくのは大変でしょ!」
独身女性を夫の私にクルマで送っていけというのもかみさんとしてはどうかなあ?とちょっと思ったけど、彼女もそうしてもらえると嬉しいと言うので、隣町までお送りすることになりました。
私のお師匠さんと同じ某大手商社にいたというお父様は今70歳。
毎日何をされているのかと聞くと、お母様と毎日一緒に家事をしているとのこと。
元○○商事の社員と聞いていたので、ゴルフや釣りや音楽などの趣味に没頭されているのかと思っていたのですが、現役時代と打って変わって実に家庭的なおじいちゃんだそうです。
それでも家事には相当なこだわりがあって、お母様がやった洗濯や掃除が気に入らないとやり直しをするくらいだそう。
彼女の家に着くと、そのお父様が直ぐに出てきてご挨拶してくださいましたが、娘の荷物をすぐに手に取ってあげるなどとっても優しいおじいちゃんでした。
家に帰ってからその話をかみさんにすると、
「あなたも少しは掃除や洗濯を分担してやってくれる」
と言います。
でも、その顔には「あんたにそんなことできるはずないでしょ」とはっきりと書いてありました。
ブログを書いていると、ピアニストさんからメールを着信。
中身は、今日のコンサートでショパンの曲でいくつもミスタッチをしてしまったことについて。
彼女にはいつか私のホールでオールショパンプログラムの演奏会を開催して欲しいと言っているのですが、まだまだソロでのリサイタルへの道のりは遠いけど頑張りたいとも書いてありました。
ピアノを弾く人は分かると思うけど、ショパンの曲はたとえ小品でも難しいものばかり。
テクニック的にもそうだけど、これに加えてショパンらしさを表現するにはテンポルパートを随所に入れた感情表現がとっても難しい。
その点で、モーツアルトやシューマン、ドビッシー、サティ―等とは比較にならない高度な音楽だと私は思っています。
ショパンが「ピアノの詩人」と称される所以です。
それでも、これまでずっとバレエ団の伴奏だけに取り組んできた彼女には是非ソリストとしても頑張ってほしい。
そして私がどうしても弾けなかったバラード4番を是非弾いて欲しいと思っています。
先日のライブで英雄ポロネーズと木枯らしを軽々と弾いてくれた天才男性ピアニストならこの難曲もカンタンに弾けてしまいそうですが、山あり谷ありの人生を歩んできた彼女だからこそ表現できるものがあるだろうからです。
きっと彼女の弾くバラ4には泣けるだろうなあ。
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