冤罪という大罪

  • 2016.11.30 Wednesday
  • 08:45

エレクトーンが大好きなかみさん。

 

そんなかみさんの理想の奏者は、小学校の教員をしながらエレクトーン奏者としても活躍しているキムタクこと喜邑拓也氏。

 

かみさんはそんなキムタクのYouTubeやFacebookをフォローしています。

 

そのキムタクが小学校の児童にわいせつ行為を働いたとして逮捕されたという衝撃的なニュースが全国を駆け巡ったのはつい先週のことでした。

 

今朝、彼のFacebookに母親が「息子の逮捕は冤罪だ」と書き込んであるのを発見したかみさん。

 

わいせつ行為をした相手が小学校1年生ということもあって、かみさんも冤罪ではないかと言っています。

 

最近ではモンスターペアレントも増えているし、頭のおかしい親が訴えれば、猥褻案件の証拠は子供と親の証言だけなのでなかなか反証は難しい。

 

真相は不明だけれど今一すきっとしない事件です。

 

 

 

日本では検察が告訴した刑事事件で有罪率が99%と言われています。

 

つまり検察に告訴された時点で有罪が決定したも同然ということです。

 

そして国際法上では、裁判所で有罪が確定するまでは被告人は推定無罪となっているのに、マスメディアも国民も容疑者となった時点ですべて犯人扱いされてしまいます。

 

 

他方で、冤罪事件が多発しているのも事実で、実際に小沢一郎氏は西松事件で逮捕、告訴され、一時は無罪となったものの何度も検察審議会で再裁判の決定がなされました。

 

最終的には無罪となりましたが、小沢氏への追及には凄まじいものがありました。

 

米国の言いなりになっていると言われている東京地検特捜部は、政治的背景でこうした冤罪をでっち上げるのが得意だとも噂されていますが、国民の殆どは検察に告訴された時点で小沢一郎をクロだと信じ、政界での彼の力は大きく削がれてしまいました。

 

自民党の公約違反のTPPの担当大臣だった甘利明氏が週刊文春に汚職を暴かれながらも、あっという間に証拠不十分で不起訴となったのと対照的です。

 

 

私も中学1年の時に、担任の教師に冤罪を掛けられました。

 

女子生徒の教科書が紛失したのを、その教師はなんの証拠もなく私を犯人と決めつけ厳しく問い詰めました。

 

中学入学当時は勉強もできた私でしたが、その1件から体制側に反発するようになり、成績もガタ落ちになってしまいました。

 

中3の時に担任になった女性教師に出会っていなければ、勉強もできず、高校への進学も叶わずやくざにでもなっていたに違いありません。

 

 

 

かように冤罪というのは、その人の一生を台無しにしてしまう恐ろしいもの。

 

小沢一郎氏が冤罪を掛けられていなければ、今の安倍政権のような無茶苦茶な日本にはなっていなかったかもしれません。

 

 

おかみのいうことをなんでも唯々諾々と受け入れてしまい、権力とお金に服従するマスメディアを簡単に信じてしまう国民性にも大いに問題があります。

 

年金制度や健康保険制度がどんどん負担増と給付減になっている一方で、無駄な税金が浪費され、公務員と政治家、電力会社や重電、銀行などの国策企業等の大企業だけが甘い汁を吸う日本。

 

そんな日本を救うには、我々一人一人が知恵を身に付け、自分自身で考えることが必要です。

 

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耳下腺腫瘍と愛犬が私に教えてくれたこと

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 17:02

今朝は耳下腺腫瘍の定期経過観察。

 

2年前に行った細胞診では良性のワルチン腫瘍の可能性が高いということで、手術を避けて今日に至っています。

 

医師によれば、細胞診はあくまでも腫瘍の一部を右代表でとっただけなので、取れなかった部位に癌があるかもしれないので原則は手術だとのこと。

 

それでも全身麻酔で首を手術するなんて怖いし、内科の主治医によれば手術で顔面麻痺や言語障害の後遺症が残るリスクもあるそうだし、自分の勝手な判断ではしこりが出来てから4年ほど大きさが変わっていないので癌ではないだろうと思って手術を避けています。

 

その代わりに経過観察を受けるように言われていて、以前は3カ月に一度、今では半年に一度その医師の元に通っています。

 

 

それでも医師の定期診断を受けるまでは、ひょっとしたら悪性化しているかもと心配です。

 

口腔外科の博士号を持つ近所の歯科医師からも、そんな不安を抱えながら生活するより思い切って手術しなさいと勧められているんです。

 

 

旧帝大系の大学病院の講師で、そこで週3日診察をしているその医師が、経過観察に指定してくれたのは彼が週二日勤務している民間の総合病院。

 

大学病院に行くとほとんど半日つぶれてしまいますが、その民間病院だとガラ空きなので助かります。

 

その看護師も、

 

「凄く腕の立つ先生だけどこの病院なら待たずに診察して貰えるので患者さんにはラッキーですよ。そしてなにかあればすぐに大学病院で手術も受けられるので安心ですからね」

 

と言います。

 

今日も待ち時間5分程で呼び出され診察室に。

 

医師は慎重に触診をしたうえで、

 

「半年前から全く変わっていないので、次回も半年後の経過観察で結構です」

 

と言ってくれました。

 

ただし、腫瘍が大きくなったり腫れたりすればすぐに来るようにとも付け加えられました。

 

お会計の待ち時間も5分ほど。

 

代金はわずか370円でした。

 

 

 

2年前には癌で死ぬことを覚悟した私。

 

大学病院のMRI予約が簡単にとれなかったり、MRI撮影の結果,正中線にものう胞が見つかって2度に渡って細胞診を受けるなど、結果が出るまで不安なまま約3カ月過ごしました。

 

でも結果的に、その間に自分の人生を見つめ直すことができ、死と向かい合うこともできて、死ぬということがあまり怖くなくなりました。

 

まだまだしっかりしていない子供たちが私の死によって大きく成長してくれるのではないかという期待もしました。

 

だから、「癌かもしれない」という経験と時間は私にとって良かったと思っています。

 

 

どちらにしても60歳を過ぎるとどんどん同年代の人たちが病気で亡くなっていきます。

 

60歳を過ぎてからは癌に罹る率が急激に上がっていきます。

 

二人に一人は癌になり、そして三人に一人は癌で死に、残りも血管系障害(脳梗塞や心筋梗塞など)で死んでいきます。

 

DNAが傷つくことで起こる癌も、動脈が硬くなって起こる血管系の障害も、全ての人間に起こる避けられない老化現象だそうです。

 

早い遅いはあれど、60歳からは死に向かい合う日々を過ごすのが人間の宿命です。

 

 

だからこそ、60歳を過ぎた今は、今日を大切にしたいと思いたいのです。

 

若い時は敵を作るのも厭わなかったけれども、今では誰にでも優しく笑顔で接したいと思うのです。

 

 

ワンコの寿命は10〜15年と言われていますが、ワンコはそんな短い命でもご主人様に愛嬌を振りまき、熱を出したり歯痛で寝込むとそっと傍に寄り添ってくれます。

 

我が愛犬はこうして私が書斎でパソコンに向かっている時、必ず私に身体を摺り寄せて私の身体を暖めてくれます。

 

ワンコにも生き様を教えられていると感じる昨今です。

 

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いくつになっても男は女性が好き

  • 2016.11.27 Sunday
  • 22:26

今入院中の84歳の義父は、病院がすっかりお気に入りの様子。

 

いまだにちゃんと歩けなくて毎日リハビリを続けている義父ですが、内臓系の病気ではないので足以外はすこぶる元気。

 

今朝は義母からかみさんに電話があって、義父の話にびっくりしました。

 

なんと、義父がお世話になっている若い看護師さんを病院の食堂にコーヒーを誘ったというのです。

 

さすがに制服のままでは食堂には行けないと看護師さんには断られたらしいのですが、今度は食堂から看護師さん達にコーヒーの出前サービスを頼んだとのこと。

 

かみさんもあきれ顔です。

 

 

 

ところで午前中はかみさんの手芸教室の仕入れ先のメーカーさんまで私が運転手。

 

そこは某繊維会社をとっくの昔に退職して、今はバイトの女性と二人で細々とやっている高齢のおじいさんの小さな会社。

 

何度も引退を宣言しては取り消して、取引先は30社弱に絞ったもののいまだに現役です。

 

私はクルマの中で愛犬と一緒に待っていましたが、出てきたおじいさんは頭にタオルを巻いて顔はつやつや。

 

とんでもなく元気です。

 

そのおじいさんですが、今日もこれから3人お客さんが来るとかみさんに嬉しそうに話したとのこと。

 

手芸材料を扱っているそのおじいさんの取引先は、皆若い女性。

 

おじいさんはそんな若い女性とお話をするのが楽しみで仕方がないみたいです。

 

 

 

そう言えば、昨日話した町内の90歳になる長老さん。

 

彼に、先日私が知り合った美人のジャズシンガーさんの話をすると、目を輝かせて、

 

「是非、今度あなたのホールでその女性を呼んでライブをやってよ」

 

と真剣な顔で頼まれました。

 

何度かそのシンガーをライブハウスで見たことのあるという長老さんは、私のこじんまりとしたホールで至近距離で見てみたいそうです。

 

胸の谷間が見えそうで足元に大きくスリットの入ったドレスを着たシンガーには、私のかみさんも

 

「色っぽいですね」

 

と何度もいう程の美女。

 

来年の春ぐらいには、そのシンガーを呼んだライブを企画しようと思っています。

 

 

 

そんなこんなで、世の中の男性はおしなべていくつになってもきれいな女性が好きなんですね。

 

私も若い女性のミュージシャン達とライブの打ち合わせなんかよくするのですが、やはり男性と話しているより楽しい。

 

と言っても私の場合は50をとっくに過ぎていながらも、いまだに他の人から「美人ですね」って言われるかみさんが一番なんですけどね。

 

女性ミュージシャンたちに冗談で「私の愛人になる?」って言っても、誰もが「あんな美人の奥さんがいるくせに!」って言われて振られてしまいます。

 

そんなバカ話を女性としているのも結構楽しい。

 

 

 

先日お会いした私のビジネス・人生のお師匠さんからよく言われたのが、

 

「業界、年代、国籍が違う人と会っていないと知性が磨かれない」

 

との教え。

 

だけど知性だけじゃ世の中つまらないので、「業界」「年代」「国籍」に加えて、元気になるためには「きれいな女性」を入れるべきだと思います。

 

そのお師匠さんの奥様も70歳を過ぎていながらとっても美人で素敵な女性。

 

先日も田園調布のお寿司屋さんまでクルマで迎えに来てもらい、駅まで送ってもらいがてら少し会話をしましたが、小ぎれいな格好をしていて声も若くシャキッとしています。

 

お金も知性もあってモテモテだったはずのお師匠さんですが、きっと奥さんが一番の元気の元なんだなと思いました。

 

世の中の奥様達も、旦那さんの為にいつまでもスマートな体形を維持して美しいままでいてくださいね。

 

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90歳の長老さんからリクエスト

  • 2016.11.26 Saturday
  • 16:58

一昨日東京から帰って来てなかなか疲れが取れない。

 

それでも昨日は楽しみにしているギター教室へ歩いて出かけました。

 

最近使っているバカ重いレスポールはやめて軽いセミアコを持って行きました。

 

レスポールはMy Loveを歌うために1音下げでチューニングしてあったのですが、昨日はLet it beのソロギターのレッスンを受けるので通常のチューニングのセミアコで丁度良かった。

 

直ぐに弾けそうだと思っていたLet it beのソロ部分ですが、プリングオフやらハンマリングオン、スライドなどの細かい技術がやはり難しくてなかなかCDの様には弾けません。

 

プリングオフをすると後の音が残した指が動いて微妙に音程がずれるし、弾いた指が他の弦に触れてしまって音が濁ったりするのです。

 

ピアノは鍵盤を押しさえすれば誰でも正確で同じ音がでるのですが(タッチによって音が変わるとは言われますが、私にはその差が良く分かりません)、ギターの場合は左手の微妙な動きで音程が微妙に変わったりするので、その点ではピアノより難しい。

 

そんなこんなで課題を抱えて家まで帰ると、足腰がかなり痛い。

 

なぜかなあと思ってiPhoneの万歩計を見てみると、東京に行った二日間ともなんと2万歩越え。

 

特に銀ブラした24日は3万歩近い歩数、距離にして17キロでした。

 

 

どうりで足腰のあちこちが痛いはずです。

 

 

なので今日は娘が会員になっているアマゾンプライムの映画を見てゆったり。

 

昨日、娘が我が家のテレビにアマゾンのWi-Fiチューナーを繋いでくれたのですが、年会費3千円強のプライム会員になっていれば沢山の映画がオンデマンドで無料で観れるのですからお得です。

 

それを我が家の55インチの大型テレビで観ていれば、わざわざ映画館に行く必要性も感じません。

 

レンタルビデオ屋さんがどんどん廃業しているそうですが、ブロードバンドが普及してきてこんなサービスが出てくればさもありなんです。

 

 

そしてここでも米国資本が幅を利かせていて、日の丸軍団は全て敗退しそうです。

 

 

 

映画を見た後は、娘のカフェで愛犬とゆったり。

 

テラス席で煙草を吸っていると90歳になる近所の長老さんが通りかかってしばし談笑。

 

長老さんはJazz、私はクラシックと好みのジャンルは違えど音楽という趣味は共通なので話題は尽きません。

 

途中でご近所さんが2人ほど通りがかって話に入ろうとしましたが、私と長老さんの音楽談義について行けず早々に退散。

 

長老さんからは、次々回のライブでプロのバンドをバックにプレスリーを歌ってみたいとのリクエストがあったので、早速奏者さんに頼んでおきました。

 

 

疲れていても音楽の話になるとすっかり夢中になって、足腰の痛みも忘れてしまいます。

 

老後生活に音楽ってやっぱり良いもんですね。

 

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TPPに否定的だったマスメディアがなぜトランプ氏を批判するのか?

  • 2016.11.26 Saturday
  • 01:32

予想通り年金減額法案が通りそうです。

 

当然と言えば当然です。

 

私がこのブログで何度も書いてきた様に、一部のアホなフィナンシャルプランナーは「年金は将来も安心だ」と言っていましたが、現行制度の前提となっている人口や金利などすべてが非現実的で荒唐無稽なものなのですから…。

 

さらに今後、本格的な年金制度の見直し、あるいは崩壊に向かうのは間違いありません。

 

政府は「将来世代の為には仕方がない」と言い、多くの国民もその様に思っているようですが、仕方がないじゃくなて完全に政策の失敗なのです。

 

元々欠陥制度である年金ですが、そもそも税金の使い方がとんでもなくおかしい。

 

特に安倍政権になってからそれが顕著です。

 

オリンピック開催や、政府ODAの大盤振る舞い、公務員給与のアップ、原発への多額の支出、法人減税の拡大、高額なクルマに対するエコカー減税などとんでもない無駄使いをしているのですから、なんで国民が自民党・公明党を支持し続けるのか私にはさっぱりわかりません。

 

 

そんな中では、我々は自分の生活は自分で守るしかありません。

 

と言っても、投資信託や個別株、不動産投資、外債やFXで資産運用すれば良いというものでも決してありません。

 

大半の人は大損することになるのは目に見えています。

 

現金や普通預金で持っていても、ハイパーインフレがくればお終い。

 

金の地金も数年前から課税監視が強化され売却益が出るととんでもない税率を取られてしまうことになりました。

 

1〜2億円以上の金融資産があるから自分は上流だと思っている人もその内にえらい目に遭う可能性もあります。

 

 

エスタブリッシュと言われる大金持ちは、とっくに香港やケイマン諸島などに資産を移して節税と資産運用に励んでいます。

 

これは実際に公認会計士をしている男に聞いたので間違いありません。

 

そして今から資産を海外に移そうとしても、課税強化がなされていて時既に遅しだそうです。

 

 

それなら我々は何をすべきかという問いに対しては「知恵を持つ」ということしかないと思います。

 

少ないながらも資産があればそれを守る知恵、お金が無くても他の幸せを得るための知恵、アホな政治家にこれ以上の悪政をさせないための知恵等です。

 

 

 

ところで、あれほどTPPに反対していたテレ朝を始めとするマスメディアは、米国のトランプ次期大統領がTPPに反対することを明確にした途端に、「保護貿易政策は戦争にもつながる危険なものだ」と騒ぎ始めました。

 

これに疑問を持っている国民もあまりいません。

 

経済、貿易に関する知恵が不足しているからです。

 

 

元々保護貿易を排除するために生まれたGATT(のちのWTO)ではなかなか各国の調整がつかず、何度も頓挫。

 

そんな中で二国間以上で結ぶ地域間協定(FTA)が出てきたという経緯があります。

 

それでも、自国の産業を守るためにある程度の関税が存在し、また非関税障壁が存在します。

 

またセーフガードという制度や、貿易相手のダンピングに対してWTOに提訴するという道もあります。

 

 

過度な保護貿易は確かに世界平和のためには好ましくないのですが、完全な自由化になれば自国の産業があっという間に滅んでしまうのですから当然です。

 

そして行き過ぎた自由貿易は資本の垣根を無くし、大企業の寡占化や節税にも使われ、グローバリズムという名の格差社会を生んでしまいます。

 

トランプ氏の「アメリカファースト」という発言は当たり前のことです。

 

インテリ揃いのマスメディアがこんな基本的なことを知らないはずがありません。

 

おそらく安倍政権の実質的な言論統制で政府方針になるべく沿った報道をしているに違いありません。

 

安倍さんは、米国の従来の権力者達への忠誠を誓うと共に、これまで選挙公約を違えながらもTPPを推進してきた立場上、TPPを形だけでも批准したいと思っているのでしょう。

 

安倍さんこそ「アメリカファースト」で、「ジャパンセカンド」なのです。

 

 

 

私達は、そんなアホ政権の犠牲になって、遂には老後の生活すら脅かされる様になってしまったのです。

 

英国民や米国民はとっくに目覚めました。

 

それでもおそらく評論家が心配するような極右政策にはなりません。

 

選挙民にきちんとバランス感覚が働いているからです。

 

 

我が国の国民は依然として眠ったままです。

 

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ベンチャー企業の社長さんがあと数年で古希。人生も仕事も引き際が肝心

  • 2016.11.25 Friday
  • 11:06

20年前に知り合ったベンチャー企業の創始者で社長のMさん。

 

私のお師匠さんから「凄い技術を持った会社がある」って紹介されて、現役の時に仕事でお付き合いさせてもらったのがきっかけ。

 

それからしばらくして数千万円程度の仕事をお願いしたのですが、この時に、私の会社の人間が自分のミスをM氏に押し付けたり、あまりの技術力の違いに私の社内の人間や関連会社の人間がM氏の会社にジェラシーを抱いて意地悪をしたりとか、いろいろと迷惑を掛けました。

 

その後上場を果たしたMさんの会社ですが、社長の人柄に惚れて私もいくばくかの株式を買って応援。

 

それ以来の長いお付き合いになります。

 

 

その社長もあと数年で古希。

 

そろそろ引退も考えているそうです。

 

引退に当たっては大勢の従業員や、顧客のことを考えて信頼できる大企業への株式売却を検討しているとのこと。

 

どちらの会社も上場企業なのでことは慎重に進めなければならないそうですが、話が具体化する前にそのことを私に話しておきたかったそうです。

 

会社の純資産が株式時価総額を大きく上回っているにも関わらず株価はそれ以下という状態なので、MAによって適正株価で会社を売却して株主にも貢献したいと言うM氏。

 

ちゃんと従業員や取引先、株主のことを考えているんですね。

 

他の企業の社長さん達にも見習ってほしい。

 

やっぱり命に限りがある人間は、周りの人に迷惑を掛けない様に引き際をきちんとしておくことが大事だなと思いました。

 

 

昨日はそのM氏と久しぶりに会って中華料理店で会食。

 

会社のMAのこととか、お互いに好きなクルマのこと、家族のことなど話しているとあっという間に2時間が過ぎてしまいました。

 

 

ところで東京はなんと雪。

 

一昨日の私のお師匠さんとM氏に会うために上京したついでに東京見物もしたのですが、寒くて死にそう。

 

それでも昨日の午前中は赤坂のベンツコネクションと東京ミッドタウンに寄ってきました。

 

ベンツコネクションはちょっと期待外れ。

 

展示車も少ないしドリンクは有料。

 

 

これならいつも行っているヤナセのショールームで無料のコーヒーをいただいて、営業やサービススタッフと話をしている方がよっぽど楽しい。

 

ちょっと残念でした。

 

それからそのそばの東京ミッドタウンへ。

 

目的はポールマッカートニーが来日していた時に宿泊していたというリッツカールトンホテルを見てみたかったから。

 

 

まあポールがそこに居る訳じゃなし、どうってことはなかったですけどね。

 

それにしても、三井不動産が開発したというこのビルは凄い。

 

新丸ビルよりもはるかに豪勢ででかい!

 

 

東京オリンピックで高額な施設が問題になっていますが、こんな豪華な建物がそこかしこにある東京だと、豪華さに慣れてしまって建設業界もお役所も議員も金銭感覚がマヒしているんだろうって思いました。

 

 

そもそも赤坂、溜池山王あたりは、こうした豪華なビルが立ち並んでいて、なんで一般企業のビルのエントランスに高そうな芸術作品のような絵画やモニュメントが必要なの?って思う位。

 

その一方で貧困に苦しむ人々が大勢いるんですから、やはり日本の政治はどこか大きく間違っています。

 

 

ところでM氏との会食を終えた後も雪が降っていて寒いので、新幹線の切符を乗車変更して早めに帰ろうと思ってJRの窓口に行くと、旅行会社の発行したホテルと新幹線のパックの場合は、乗車変更ができないとのこと。

 

なんだそれは!と思いましたが、切符にもその旨が書いてあるので文句は言えません。

 

そもそも最初考えていた残り数人のアポが結局は取れなかったのですから、もっと早い時刻の切符にしておけばよかったのですから。

 

ネットや旅行会社の店頭では、こうした激安パックが売られていますが、乗車変更もできない切符で、かつ上手いこと探せばパックの三流ホテルよりもよほど良いホテルが格安で取れることもあるので、もう二度と激安パックと謳う商品は買うまいと心に誓いました。

 

激安パックだって言ってもホテルは地方都市だと5千円あれば泊まれるくらいの三流ホテル。

 

ニューオータニだって1万円ちょっとで泊まれることもありますから、数千円の差で不便で貧乏たらしい激安パックはもうこりごりです。

 

 

そんな訳で、新幹線の時間までは銀座をブラブラ。

 

赤坂や溜池山王と違って、ここは十年前からほとんど変わっていません。

 

 

 

それにしても、とっても寒いし、煙草も吸いたくなるので4時間の間に結局3回もカフェにいくはめになりました。

 

ドトールだと250円で飲めるコーヒーも、銀座だと700円から千円程。

 

東京はやはり地方都市と比べて物価が高い。

 

 

 

 

家に帰ると愛犬が大歓迎してくれました。

 

後ろ足で立って前脚で何度もカキカキしたり、私の周りを走り回ったり、そして顔中を舐めまわしてくれました。

 

本当に可愛い。

 

家で自分を待ってくれている愛犬がいるってホントに良いもんですね。

 

 

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雨の六本木

  • 2016.11.24 Thursday
  • 09:04
久しぶりに来た東京は雪。

昨日はなんとか持ってくれたけど、天気予報はどんぴしゃ。

昼からのアポ前に赤坂六本木界隈を散策しようという思惑もあまりの寒さに断念。

昨日は昼前に着いて、国立西洋美術館に行ったら長蛇の列。

世界遺産に登録された影響なのでしょうか。

それでもお隣の国立科学博物館でラスコー洞窟壁画の特別展をやっていたので行って来ました。





2万年前のホモ・サピエンスがこんな壁画を描いていたって凄い。

一昨日、近所の遺跡発掘現場を見たばかりだったので、より一層興味を惹かれます。


夜は、私のビジネス、人生の師匠と会食。

昨日の祝日は都心の彼の行きつけのお店が全てお休みだったので、彼の住む田園調布で待ち合わせて寿司屋さんに。



石原慎太郎の自宅裏にある有名人御用達のお店は小さいけど風情がありました。

何時もの様に色々なご相談をして薫陶を頂き、楽しく有意義な時間でした。

田園調布から宿泊場所の赤坂迄は、東急と南北線で直通。

溜池山王からホテルまではiPhoneの経路案内を使えばいいと思っていましたが、地磁気の関係か方角が無茶苦茶。

散々迷ったのでタクシーを拾おうとしましたが、休日の為か流しが捕まらない。

結局、タリーズに入って休憩してから店員に道を聞いてようやく到着できました。


今現在は雪から雨に変わり小降りに。

超満員のドトールを出て、少し散策して見ようと思います。

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遺跡発掘現場。音楽も昔聴いた曲が好き。

  • 2016.11.22 Tuesday
  • 10:22

今日は早朝から福島沖の地震と津波警報で心がざわざわと落ち着きません。

 

また大きな地震が来たり原発事故が起こったらと思うと、自身が被災した阪神淡路大震災で阪急電車の線路が道路に崩れ落ちていた映像や、また東日本大震災の津波と原発が爆発した映像を思い出してしまいます。

 

 

昨日ヨガ教室に行く通り道で見た遺跡発掘現場。

 

先週まではさほど発掘が進んでいなかったのに、昨日はずいぶん進んでいました。

 

 

今私たちが目にしている地層の下に、こうして数千年前に人が住んでいた痕跡が残されているって本当に感慨深い。

 

どんなことを考えて、どんなことをしていたんだろうと想像するのも楽しい。

 

その住居跡に川から流れて来た土砂や火山灰が風に流されて降り積もったりしてできた地層のそれぞれに私たちの祖先の生活があって、その祖先のおかげで我々が今を生きていられる。

 

昔から何度も起きて来た大地震は、そんな祖先の生命や生活も脅かしていたのでしょうね。

 

 

私の記憶の地層も何層にも堆積しているけど、ときどきふと昔のことを思い出します。

 

夫婦で愛犬に、

 

「パパとママとどっちが好き?」

 

って聞くと愛犬はキョトンとした顔をしますが、娘は、

 

「私も小さい時にパパから何度も『パパとママとどっちが好き』って聞かれて困ったよ。」

 

と言って愛犬に同情します。

 

たしかにそんなこともあったなあ。

 

「若者は夢に生き、老人は記憶に生きる」

 

という格言をどこかで見たけど、たしかに時々昔のことを思い出しては、後悔したり、思い出し笑いしたりすることが若い頃より多くなった様な気もします。

 

 

来月私のホールで開催予定のライブは、昨日時点ですでにほぼ満席。

 

定年後の趣味で始めたライブ開催ですが、ありがたいことにれまでの6回共すべて満席。

 

 

奏者の人達は、演目の中に私が好きな曲ばかり選んでくれているのですが、考えてみれば昔の曲ばかり。

 

お客様の多くは常連客で固定化していますが、それなりにお年の方ばかりのお客様なので、やっぱり昔の曲が聴きたいと集まって来てくださるのでしょうか。

 

今日の昼は、ソプラノ歌手さんと来年春に開催するのライブの打ち合わせの予定ですが、やっぱり昔の曲ばかりリクエストしてしまいそうです。

 

 

実は明日から東京に出掛けるんですが、行きたかった六本木のキャバンクラブ(ビートルズのコピーバンドが出演しているライブハウス)は既に廃業しているとのことで少々残念。

 

何人かの人と会う予定にしているのですが、その合間に行って見ようと思っていたのに・・・

 

日々変わっていく東京は新名所もドンドンできている様ですが、ネットで見てもあまり興味がわきません。

 

やはり昔行ったことがあるところだけに留まりそうです。

 

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ヨガ体験その2。無理なものは無理

  • 2016.11.21 Monday
  • 18:13

先週行った初めてのヨガ。

 

なんとなく調子が良くなった様な気もしたので、今日もかみさんに連れられて行ってきました。

 

行くと先生から、

 

「あの後大丈夫でしたか」

 

と心配されましたが、

 

「痛かった」

 

と正直に答えました。

 

身体がカチンカチンの私にはできないポーズが沢山あるだけじゃなくて、胡坐をかいているだけでも股関節が痛むんです。

 

それでも、少し身体が軽くなったのでもう少し続けてみようと思って行って見た次第。

 

 

教室に来ている人達は皆お年を召した女性。

 

それでも7年も通っているというおばあさんは横目で見ていると凄く柔らかくて羨ましい。

 

 

先生の見本通りのポーズをしようとすると身体が後ろにひっくり返ってしまったり、筋が痛くてとてもじゃないけどできない姿勢もあって、その度に先生からは私の名前を呼んで、

 

「無理しないでくださいね」

 

と声を掛けてくれます。

 

1時間半のレッスンが終わるとぐったりしましたが、やはり何となく爽快感。

 

無理せずできる範囲でも十分効いている様です。

 

 

さて北方領土問題が佳境に入ってきています。

 

もちろん返還されれば日本国民としてはとても嬉しいのですが、実現性という点ではどうでしょうか。

 

考えられる問題点だけでも、

 

1.すでに多くのロシア人が住んでいる

 

2.北方領土には外国資本も入っていて、その中には中国資本も

 

3.返還された場合に日米同盟が北方領土に適用されるというのは現実的ではない(米国が許すはずがない)

 

4.領土問題は歴史を紐解いても戦争なしで解決したためしがない

 

等など。

 

これまで返還交渉が進んでも米国側の思惑があって、米国に寄り添う我が国の外務省すらも返還を妨害してきました。

 

トランプ氏が大統領になれば状況はこれまでと大きく変わるでしょうから、進展を期待したいのですがやはり少々無理がありそうです。

 

 

ヨガも無理は禁物ですが、領土問題も無理は禁物。

 

変にこじれると大変です。

 

両国政府になにか上手い解決法があれば良いのですが・・・

 

万が一にも、安倍さんのパフォーマンスの為に北方領土問題が利用されることになってはなりません。

 

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デフレとグローバリズム

  • 2016.11.20 Sunday
  • 17:34

定年退職して毎日遊んでいる身には日曜日と言っても普段の日と同じはずなのに、なぜか日曜日はやっぱり日曜日。

 

現役時代の習慣か、土曜日はゆっくり休んで日曜日はお出かけというパターンが身に付いている様な気がします。

 

いつも見ている今朝の「題名のない音楽会」は和楽器を使った西洋クラシック音楽の演奏。

 

ちょっと見たけどつまらなかったので、愛犬を連れてかみさんとお出かけ。

 

 

歩いているとかみさんが、紳士服屋さんに行こうと言います。

 

かみさんは、定年前から7キロダイエットに成功した私には着せるものがないと言って、出かける度に洋服屋さんに行こうと言いますが、てんで服装には興味のない私はそれがちょっと鬱陶しい。

 

それでも今日は紳士服屋さんが激安商品を出している日だと言うので、私が外で愛犬と待っている間にかみさんが店内を偵察。

 

すると定価8000円のズボンが1980円になっていて生地もまずまずのがあったと言います。

 

なので愛犬のリードをかみさんに渡して私が店内に入り、店のすぐ外からかみさんの指示でそのズボンを手に取って試着。

 

店員に「どうですか?」って聞かれましたが、「私にはわからない」と言うと、「そのまま外に出て奥さんに見てもらってください」と言います。

 

かみさんがそれで良いというので、外のワゴンにあったこれも特売のシャツを買ってお会計。

 

合計で2960円プラス消費税。

 

ところがかみさんが500円の割引券をバッグから出して私に渡してくれていたので、ここから500円引き。

 

それでも若くて可愛い女性店員はユニクロみたいに機械的な応対をすることなく、包んだ服を持って外まで送ってくれます。

 

そして外で待っていた愛犬を見て「なんて可愛いの?私も犬か猫を買おうと思っているんです」というおべっかまで。

 

とっても笑顔が素敵な店員さんでした。

 

 

ここ20年はデフレが続いていますが、こうしてお店でまずまずの品質のものが激安で買えると本当に心配になって来ます。

 

 

その後は、時計屋さんに行ってずっと放置してた腕時計の電池交換。

 

こちらの女性店員はちょっと態度が悪い。

 

一番のお気に入りのモバードとブルガリの時計の電池交換を頼みましたが、こちらは2本で3500円。

 

「2本で3500円も掛かりますが良いですか」

 

とか、

 

「分解して中が錆びていても電池交換代は掛かりますよ」

 

「30分はお時間がかかりますよ」

 

とか、言い方がいちいち気に障わる。

 

接客態度にちょっとムッとしたけど、よく定員に文句を言っている老人の様なことをしてもみっともないだけだと思って我慢。

 

時計を預けて近くの食堂に。

 

テラス席が丁度空いていたので、愛犬と一緒に座ることができました。

 

 

650円の鯖の塩焼き定食と800円のから揚げ定食をいただきました。

 

 

日曜日なのに平日のランチ並みの価格にはびっくり。

 

時計を取りに行って、また時計店の不機嫌そうな店員の顔を見て気分が悪かったけど、以前電池交換してもらったヒルトンホテル内の宝石屋さんでは1個で5000円ぐらい取られていたのと比べて激安なので文句は言えませんね。

 

 

その後、商店街をブラブラして百均で少々お買い物をして帰りました。

 

人通りは多いけど、繁盛店とガラガラのお店があって明暗くっきり。

 

食べ物屋さんも、外に屋台みたいな椅子のあるところや立ち食い店は満席だけど、ちゃんとした席のところはそうでもない。

 

顔なじみになったあるお店の店主から、小さなお店でも1か月の家賃が50-60万円掛かると聞いていたので、こちらの方が心配になる位。

 

 

街でこんな状況に触れると、本当に日本は大丈夫なのかあと考えさせられます。

 

20年前にはGDP500兆円と世界2位だったのに、今では15位ほどに低迷。

 

GDPの世界シェアも17%から5%まで落ち込んでしまいました。

 

他国が毎年3-4%の成長をしているのに、日本は1%未満なのですから当然です。

 

もはや経済大国とは到底言えない国になってしまいました。

 

そんな中でも、安倍政権は他国へのODAで大盤振る舞い。

 

そして15兆円にも上る福島原発の廃炉費用を国民の共同責任だとして分担させようとし、東京オリンピックでは2兆、3兆ととんでもない費用を掛けるなど、税金の無駄遣いのオンパレード。

 

これで国民が大人しくして、立ち食いのランチを食べて我慢しているのですから、私には信じられません。

 

 

米国ではトランプ氏が当選し、英国はEUから離脱するなど、グローバリズムという名の格差社会への抵抗が芽生えています。

 

我が国の国民はいつ目覚めるんでしょうか。

 

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