一昨日は中学時代の同窓会。
卒業以来、こうして4年に一度、オリンピックが開催される年に開かれ続けています。
だいたい参加率は2割強なのですが、還暦という人生の節目の年と言うこともあり、3割を超える参加率で盛況でした。
田舎の富山で開催されるので、既に県外に移転している人も多いのですが、皆、わざわざこの日の為に集まってきます。
特に、私のいた5組とお隣の6組の参加率は5割以上と高いのですが、どちらも担任の先生が素晴らしい方だったので、クラスのまとまりも良く、そして恩師に会いたいと集まってくるのだと思います。
私もその一人。
1、2年の時の担任と折り合いが悪く、成績が全学年でほぼビリまで落ち込んで素行も悪かった私を更生してくださった女性教師には、どれだけ感謝してもし足りません。
他の男性教師が私のことを恐れる位の不良だった私に、強烈なビンタと励ましの言葉を貰った時のことは一生忘れられません。
県立高校に落ちて二次募集で商業高校に通っていて大学進学をあきらめかけた時は、私立の普通科に行って頑張ればなんかなると励ましてくれて、転校を決断させてくださったのもその担任。
その担任は私のことをとても良く覚えていてくれて、志望大学に合格した時には真っ先に電話で報告した時のことを今も鮮明に覚えていると会う度に仰います。
私も電話口の恩師の嗚咽を聞いて、涙が止まらなかったことを覚えています。
今回の同窓会では40数年ぶりに会ったクラスメイトも。
やんちゃだった私が悪いことをしてしまったので、それからずっと嫌われ、恨まれていると思っていた女性にも40年ぶりに再会。
その時のことは今でも後悔しているのですが、再開した私ににっこりと笑って挨拶してくれて、私も40数年ぶりに謝ることができました。
「これからもお友達だよ」
って言ってもらえて感激でした。
またどこかで会いましょうって言われてとても嬉しかった。
同窓会は3次会まで続きましたが、話題は年金と病気の話ばかり。
民間企業に勤めている連中は、みな60歳になったら辞めると言います。
私達の年代は、働き盛りの時に「失われた20年」を過ごして来たのですから、会社勤めはもう勘弁という思いなんだと思います。
その一方、とんでもなく元気だったのはいろんな仕事を経験した後、介護施設を独立開業して立ち上げたと言う女性。
今では3施設を経営する社長さんです。
ちょっと派手めの恰好だったけど、他のみんながおばあちゃんになりかけの顔をしている中で一人、てかてかの顔をしていて、話も前向き。
確か、中学時代は私同様勉強もできず、かつ全く目立たない存在だったのに今では出世頭です。
ずっと独身だそうですが、必ずしも女性の独身は悪くないと言う事例の一つですね。
そして人の成功なんて、10代、20代や30代だけで決まるものじゃないってつくづく思った次第。
公務員をやっている仲の良かった友人は、共済年金と職域加算で悠々自適の生活かと思っていたら、8年前に奥さんに突然離縁を迫られたという経験の持ち主。
家を新築したばかりの時に奥さんに逃げられたショックは相当なものだったと思いますが、それを乗り越えた彼の課題は老後をどうやって過ごすかということ。
関係が深い女性友達も数人いて結婚も考えているそうですが、一度結婚に失敗した彼はまた失敗することが怖いと言います。
やっぱり奥さんとは仲良く過ごした方が、老後を考えれば幸せ。
男が一人で年老いて行くっていうのは、以前このブログでも書きましたがとってもみじめなもの。
彼には、今からでも良い伴侶を見つけて欲しいと願っています。
私とずっとFacebookでつながっている女性は、他のみんなに
「○○君は、きれいな奥さんを貰ってとっても幸せなんだよ」
と吹聴してくれます。
何人かの人に私のかみさんの写真を見せる羽目になりましたが(こちらから見せたのもありますが)、誰もが
「お前みたいなやつが、こんなきれいな奥さんを持って幸せだなあ」
と言います。
私もどこに連れて行っても恥ずかしくないスマートな体形を維持していて美人のかみさんは自慢だし、毎日喧嘩をしていても一緒にコンサートやライブに出かける伴侶がいるというのは良いもの。
私の両親からは、いつも
「あんたには勿体ない嫁さんをもらったんだから大事にしなさい」
と言われていました。
このブログのテーマである「かろうじて中流老人」であるためには、やはり良い伴侶が必須だと思います。
一泊の同窓会から帰って母といつものファミレスで朝食をとって、少し昼寝をした後、昼食は母のお気に入りになった焼肉店に出掛けました。
90歳の母ですが、元気の秘密はお肉と脂なんだ!といつも思います。
7月に帰省した時には、帰り際に涙を浮かべた母ですが、今回は笑顔で手を振ってくれました。
またその内に行くので、そでまで元気でいて欲しいと思います。
家に帰ると、1週間ぶりで会った愛犬が大歓迎。
なんとうれしょんまでしてしまいました。
ひとしきりじゃれ合って椅子に座ると、今度は私の顔をしげしげと、それも長い間見つめます。
よほど私に会えたのが嬉しかったのでしょうか。
余りに可愛いので、疲れていたけどボロボロになった毛布で綱引きしたり、ボール遊びをしてやりました。
愛犬はもちろん私もとっても楽しかった。
夜、ベッドに入ると愛犬は私の顔をずっとペロペロと舐め続けます。
よほどこの留守にした1週間が寂しかったんでしょう。
そんな愛犬が愛おしくてたまりません。
家族と愛犬がいるって本当に幸せだと思いました。
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