下流老人となる人々

  • 2015.11.29 Sunday
  • 09:34
国民年金は満額でも月額65000円。

これに国民健康保険料や介護保険料等、法律で決められている社会保険料を支払えば、残りは5万円弱。

もともと現在の社会保険制度は、家族を養い、マイホームを購入し、堅実に預貯金をして、多少は資産運用を行って、そして定年退職したら子供や孫と生計を共にし、子供たちの収入の援助を得てる老後を送る。こんな社会制度の下に設計されています。

国民年金の65000円というのは、そうした制度の中において、お小遣い程度の位置づけであったはずです。

こうした社会制度を勉強して、人生設計を考えている人なら、それなりに老後に備えて個人年金の積み立てなどをしていたと思います。

サラリーマンの場合は、資産形成の部分では、会社の援助で厚生年金や企業年金が積み立てられているので、自分でそのあたりを深く考えることなく過ごしてきた人でも、国民年金の65000円に10〜30万円程度が知らずに上乗せされて支給されます。

加えて、個人年金や預貯金で資産形成をしていれば、サラリーマンの場合はほとんどの人が問題なく老後を暮らせる訳です。

自営業者の場合は、会社がそうした福利厚生を施してくれない分、自分自身で対策を取ってしかるべきですし、私の周りの自営業者の人はほとんどがそうしています。

今、老後破産で問題となっている人の大半は、そうした準備を怠ってきた人々。中には、資産運用に失敗したとか、思わぬ大病をしてしまった不運な方もいらっしゃいますが、そうした方以外は、厳しい言い方をすれば自業自得の面もありそうです。

童話の「アリとキリギリス」の様に、まじめにきちんと働いて準備してきた人は老後破産する確率は低いはずです。

老後破産したり、下流老人とならないためには、アリを見習うことが必要だと思います。

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定年鬱(うつ)

  • 2015.11.27 Friday
  • 08:55
昨日は、友人のSからLineで「午後に年休を取るから遊ばない?」と連絡があり、もちろん「Why not!」と返事。

来年1月1日付けの定年退職が決まっている私は、もう引き継ぎの仕事もほとんど終えて有給休暇の消化に入っており、57歳になるSも管理職から外れていて暇なので、即合意。

一浪一留年して入社した私と、全て現役のSは、歳は違うが同期入社です。

共通の趣味は、クルマ。

発売されたばかりの、アウディ―のA3e-tronとゴルフGTEの試乗に出掛けました。

Sは若い時代からマンション投資を積極的にやっていて、母親を社長にして会社も所有。マンション経営は落とせる経費がほとんどないのでクルマでも買って経費にして節税するしかない。

そんなSは、通勤用のIQとは別にアストンマーティンを保有。

独身を貫いているSなので、結構お金には余裕があります。

それほどお金がない私も、クルマだけは贅沢していて、乗り換えた車は20台ほど。最近もベンツの新型Cクラスのステーションワゴンに買い替えたばかり。

会うと会話の半分はクルマのことです。

アウディ―のe-tronは良いクルマでした。電気自動車とうたうが、プリウスでおなじみのプラグインハイブリッド。でも、加速やボディーの剛性感はプリウスとは全くの別物。

ベニヤ板みたいな国産車と比べると、ドンとしまるドアやロードノイズの低さ、重厚感はさすがドイツ車です。

以前、アウディ―のA3に乗っていたことがありますが、乗った感じはA4やA6よりもボディーが締まった感があって、アウディ―の中ではベストチョイスだと思います。

なかなかの美人だったヤナセの女性販売員も、商品知識やリースの知識があって感心しました。

次に向かったのが、ディーゼルの排ガス不正事件で問題になっているVW。

ゴルフGTEは、基本はアウディ―と同じパワートレインとボディーを持っていますが、乗った印象はやはりちょっと贅沢な大衆車。

プレミアム感は、60数万円高い分、アウディ―に軍配があがります。ゴルフにはアウディ―にないGTEモードがあって、これを押すとそれなりにスポーティーな運転が楽しめましたが、

「それでも買うならアウディ―の方だね」

とSと意見が一致しました。


Sの目的は次のクルマ選びではありましたが、家族がいないSは、寂しくなるとこうして私に試乗話をもちかけてきます。

定年が見えてきたSは、行き帰りの車の中で、

「お前は、家族も人脈も趣味も一杯あってええなあ。みんな定年になると鬱になると言っているけど、そんな心配もお前に関しては全くなさそうだね。」

そして、

「俺は、投資物件巡りとクルマだけだし…」

とぽろっとつぶやきました。

独身で、かつ若いときから会社のために身を粉にして働いてきた彼には、これといった趣味もなく、会社以外の人との人脈もあまり多くありません。

確かに、老後破産というタイトルのついた本や、ネットの記事を見ると、老後の問題はお金だけでなくて、生きがいや友人、家族等にも及びます。

社会的孤独は、老後の一番の問題点かもしれません。

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ついに老後生活に突入

  • 2015.11.25 Wednesday
  • 11:01
2016年1月1日をもって、まもなく私も老後生活に突入。

若いころは、定年なんてまだまだ遠い昔のことだと思っていたが、あっという間に59歳。

仕事や職場の人間関係で苦しい思いをしていた若いときは、定年になったら旅行もして、なんでも好きなことが自由にできる素敵な老後が送れるんだと思っていました。

ところが今の世の中は、「老後破産」「下流老人」というおどろおどろしい言葉が飛び交う時代。

確かに、会社で開催してくれた退職者説明会でシミュレーションしてもらった年金額を見ると、「ええっ!たったこれだけ」と目を疑うような金額。

公務員をしていた両親の年金額と比べると、厚生年金のなんとみすぼらしいことか!

幸い、退職金の約半分は会社の厚生年金基金が一定の利回りを保証してくれた上で、終身年金として支払ってくれるので、多少の足しにはなりそう。

また、現役時代に蓄えた資産も多少はあるので、ハイパーインフレでも起これば別ですが、贅沢しなければ引退後もかろうじて中流老人として生きて行けそうです。

ただし、油断は禁物。

老後は、お金の面だけでなく、精神面や家族のこと等の課題も山積。

そうした課題を整理して、問題点を明らかにし、対策を考えて、自らを律することが重要だと考えています。

そのために、このブログを書くことにしました。

たまたまお立ち寄りいただいた皆様には、是非読者になっていただいて、この老人に様々なアドバイス・助言などをいただければ幸いです。

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