沖縄に関する悪質なデマを流したのはやはり…
- 2018.08.09 Thursday
- 00:25
かなり以前のことになるけど、私のこのブログで沖縄基地問題のことを書いたら、
「沖縄でデモしている人って中国人と中国人に雇われたプロですよね」
とコメントしてきたアホ女がいました。
ロクに歴史も政治も勉強せずに、ネトウヨの記事ばかり読んでいるととんでもないアホになるという典型例です。
そんなデマを流すネトウヨさん達は、巷間噂される自民党に雇われたネット工作員かどうかは分からないけど、とにかくネット上のデマ記事は左翼より右翼のものが圧倒的に多い。
まともな人間が書いたものかどうかを見極めるための知識、知性がなければネット上で圧倒的多数のネトウヨさん達に洗脳されてしまいます。
今日、翁長沖縄県知事の訃報に接して思い出したのが、彼が安倍政権の面々から受けた数々の侮辱。
知事当選後に官邸に挨拶に行っても安倍はもちろん幹部は誰も出てこないし、以前の知事の時は毎年増額していた沖縄向けの予算を一気に削減。
それからしばらくしてようやく菅が面会に応じたけど、菅は相変わらずの能面づらで冷たい対応。
翁長氏が知事権限で辺野古埋め立てを中止させる措置に出ても、「我々政府は粛々と計画を進める」と言い放った安倍と菅。
そんな時にネット上に出てきたのが、翁長氏は中国から金をもらっているとか、娘が北京大学に通っているとかいう悪質なデマ。
嫌なら県外に引っ越せとか、米軍基地があるおかげでたんまりお金をもらっているくせにという酷い中傷もありました。
そのデマの出所は安倍官邸と噂されました。
その時はまさかとは思ったけど、もりかけ問題や高プロ法、参議院定数増等で無茶苦茶なことをやっている安倍を見ていると、そんなデマが官邸指示で流れたとしてもおかしいとは思いません。
もともとはれっきとした独立国だった沖縄(琉球王国)。
その琉球王国を侵略したのが日本(なんと歴史上は「琉球征伐」と命名されている)。
第二次世界大戦においては沖縄は日本の最後の砦として米国と戦い多くの犠牲者を出しました。
1952年に日本はGHQの占領を解かれることになったものの、沖縄はその後も米国の領土とされ続け、1972年にようやく日本に返還されました。
それでも、沖縄には多くの米軍基地が残ります。
米国の身勝手な理屈で起こした朝鮮戦争やベトナム戦争においては、沖縄が後方基地、ロジ拠点となりました。
その沖縄では米国軍人による犯罪が多発し、住民が住む上空を戦闘機とオスプレイが我が物顔に飛び回り、基地縮小は一向に実現されず、更に辺野古を埋め立てて新しい基地を作るという暴挙に安倍政権は諸手を上げて賛成。
翁長知事が反対するのは当然です。
もし、あなたの住む街のそばにオスプレイが飛び交う米軍基地ができるとすれば、反対するはずです。
翁長氏は県民の民意を受けて知事に当選したのだから、安倍らは当然県民の信託を受けた彼の意向、言動に敬意を払わなければならないのに、あのような冷酷な対応に終始しました。
まともに話し合おうともしませんでした。
話し合ったのは世論の強い反発を受けて、いかにも嫌々ポーズだけの話し合いを持ったにすぎません。
歴代で最低の総理大臣としてあげられる鳩山氏。
「最低でも県外」と豪語したのに、米国そして官僚の猛反発にあって成らず、その後も様々な妨害を受けて退陣してしまいました。
だけど、戦後73年経っても米国の占領下にある我々は、そんな鳩山氏のことを批判できるんでしょうか。
鳩山政権が倒れることなく、そして翁長氏がもっと早く沖縄県知事になっていたら、日本は真の独立国になっていたかもしれません。
ネトウヨさんの言うように、沖縄が中国のものになっているなんて絶対にあり得ません。
沖縄県民は翁長氏の意向を引き継ぐ後継者を選ぶことができるのでしょうか。
合掌
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