別れがあるからこその今の幸せ

  • 2018.07.27 Friday
  • 10:25

一昨日、昨日と実家に帰省して、姉の義母とのお別れをしてきました。

 

先日の記事で95歳と書いたけど、それは私の覚え違いで実際には数え年で99歳だったそうです。

 

 

家族葬でした。

 

義兄はUターン就職した会社で役員をやっていたし、姉は教員だったので、普通に通夜・葬儀をすれば大勢の人に参列いただいたと思いますが、義兄も姉も既に現役を引退していたということもあって家族・親戚以外の人には連絡せずに20人弱での家族葬となりました。

 

そもそも全体的にも年々葬儀に参列する人数は減少している様に思います。

 

40数年前、普通の主婦だった祖母の時は近所の人が殆ど来てくれて440人、祖父の時も400人の参列者でした。

 

それが現役時代にそれなりの地位にいた父の時は、供花こそ沢山並びましたが雪の降る寒い日であったこともあって80人弱。

 

昨年のご近所のおばあさんの葬儀の時は20人ほどの参列者でした。

 

 

亡くなる人が高齢化して知人・友人も同様に高齢化しているためなのかもしれませんし、喪主も現役を引退しているケースが多いためでしょう。

 

3年前に知り合いの弁護士さんのお父さんが亡くなられた時は300人、昨年お世話になった某企業の会長さんの時は5000人もの参列者でしたが、そんなケースはレアなのだと思います。

 

 

お義母さんの葬儀は家族葬ではあったものの、式場は100人規模。

 

理由は家族葬用の式場が満員で数日待たなければ空きが無かった為だそうです。

 

今はどこも家族葬用の小さな式場の方がはるかにニーズがある様です。

 

ちょっと憤慨したのが、その葬儀会社の会員になっていて希望する式場が空いていないと言って、大きな式場を用意され、それに対して法外な追加料金を請求されたこと。

 

いくつか葬儀場を持っている会社なのだから、ひょっとして空いている小さな式場があっても、ガラガラの大きな式場の稼働率をあげたかったのかもしれません。

 

更には、オプションの料金もとんでもなく高額で、棺の中に入れるお花の料金はなんと10万円だそう。

 

姉夫婦の試算では、式場代金は別にしても、祭壇やオプションの料金は家族葬だから安くなるという訳でもなさそう。

 

それも参列者が多ければ、香典もそれなりに集まるけど家族葬なら僅かなもの。

 

因みに、今回は姉夫婦の強い希望で香典は全てご辞退、供花も義母の孫の分だけでした。

 

家族葬=安く済むというのは間違いの様です。

 

 

大体からして、結婚式場や葬儀場の料金はどこも不透明でかつ法外に高い。

 

経営者側からしてみれば、豪華な建物の償却費や沢山要る社員の給料を払うためには宣伝文句のような低料金ではやっていけないのだろうけど、ぼったくりバーの様なやり方は如何なものかと思います。

 

 

坊さんは日蓮宗だったので、私になじみのある西本願寺のお経とは随分違っていましたが、講話が素晴らしかった。

 

毎月欠かさず月命日に来てくれていた坊さんは、家族の知らない義母の一面を語ってくれました。

 

それも通り一遍のものではなく、かなり詳細に時間をかけて語ってくれました。

 

お香は故人が三途の川に落ちて地獄に行かない様に、こっちが天国だよと教えてあげるためのものだから、たっぷりとあげてあげた方が良いこと、骨拾いとは言わずに収骨と言うべきだということ(拾うの対義語は捨てる、落とすだから良くない)、お箸を使って収骨するのも良くなく手で収骨してあげれば良い(箸で収骨するのは、関東で熱くなった骨を手で持てなかった為にできた間違った風習だそう)ということも教えてくれました。

 

通夜の席、初七日の席でもいろんなお話が聞けました。

 

仏教ではワンコは不浄のものされているけど、自分は故人が可愛がっていた家族同然のワンコなら一緒のお墓に入れてあげても良いと思っているそうです。

 

実際に、金魚を飼っていて一匹毎に名前を付けていた人がいて、その金魚が亡くなった時に戒名をつけて欲しいと言われて戒名を付け、その家のお墓に火葬した骨を入れることを許可されたこともあるそうです。

 

坊さんによっては、いまだに被差別部落を差別するというとんでもない人がいて、戒名を付ける時に「獣」の文字を入れて大問題になった例もあるそうですが、その坊さんは「獣」を差別するのも良くないと思っているそうです。

 

とっても良い話が聞けました。

 

 

通夜、葬儀を通じて義兄は一度も涙を見せませんでした。

 

その点、涙もろい私はまだまだ人間ができていないのかもしれません。

 

通夜の席で自己紹介があった時にも、少し言葉に詰まってしまいました。

 

孫たちも気丈にしていましたが、火葬場で最後のお別れをする時は一番年長の孫(私の甥っ子)は流石に大泣きしていました。

 

甥っ子も東京で就職して富山にUターン就職しましたが、それも長男として家族を守る責任があると思ってのことだろうと思います。

 

その点、私も長男なのに家を出たままで、両親の世話を姉夫婦に任せていることをちょっと申し訳なく思います。

 

富山の幹線道路を走ると、大小の店舗や企業が並んでいるから、その気になれば自分も富山で起業することが出来たかもしれないし、結婚してからのタイミングでUターンしても、じっとしていられないかみさんがなにか事業を起こしていたかもしれません。

 

土地代が安く初期投資が安く済み、県民所得も国内でトップで消費もそこそこあるの富山なら、なにか事業を起こしても成功できたかもしれません。

 

パチンコとカラオケぐらいしかレジャーのない富山ではサラリーマンをしているだけではつまらないかもしれないけど、なにか商売をやっていれば苦労もあるけど退屈することはありません。

 

最近で来たばかりの高倉町珈琲店のオーナーはビートルズが好きで、BGMも店内の装飾も全てビートルズ。

 

喫茶店文化のなかった富山県だけど、このお店は大流行。

 

これなら私にもできたかもと思いました。

 

でも、これだけの規模のきれいな内装で、かつ広大な駐車場もあるから流行っている訳で、おそらくその初期投資は数億円。

 

農家でもやっていて道路用地として無税で売却できた人か、もともと大金持ちでなければやっぱり難しいかな。

 

 

初七日を無事終えて解散になりました。

 

昔だと、その後皆で自宅に行って骨壺を仏壇脇に置いて坊さんがお経をあげたと思うのですが、最近はそれもないそうです。

 

ちょっとあっけなかったですが、これも時代の流れなんですね。

 

 

着替えてから私達はサ高住に住む母の元へ。

 

私の予想通り、母は私の顔を見るなり「どこかに行こう」と言い、ヘルパーさんからは「夜ご飯食べてきたら」と言われてニコニコ。

 

そしてお気に入りの「ステーキの贅」に行こうと言います。

 

そこはかなり遠いので迷いましたが、ヘルパーさんは「その方がお母さんもドライブができて楽しいでしょ」と言うので、贅に行くことにしました。

 

母はひれステーキの100gとご飯セットを頼みました。

 

ステーキも100gとは思えないくらいに大きくてご飯もかなりの量があります。

 

それを母は全て完食。

 

食後にホットコーヒーが欲しいと言うのでそれも注文しました。

 

凄い食欲です。

 

「代金はいくらだったの?私は今お金を持っていないから建て替えさせてごめんね」

 

と何度も繰り返す母。

 

同じことや質問を何度も繰り返すのは認知症の症状の一つだそうだけど、母は先日一緒に行った富山空港のこと、そこで食べたブラックラーメンのこともしっかりと覚えているので大丈夫だろうと思います。

 

なによりお肉が好きなのは老人にはとっても良いことだそう。

 

 

母と別れて高速を飛ばして自宅に到着しエレベーターに乗るともう愛犬達がワンワン吠える声が聞こえます。

 

扉を開けると愛犬達は今にも泣きだしそうな顔で飛びついて来てくれました。

 

私とかみさんが二人とも2日家を空けるなんて滅多にないことなので、愛犬達にとっては不安で不安で仕方がなかったんでしょう。

 

 

いつかは必ず分かれの時がくるのが私達生き物の宿命だけど、別れがあるから一緒にいる時が幸せだということを改めて認識したこの二日間でした。

 

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