慣れというものは恐ろしい
- 2018.07.21 Saturday
- 23:56
人という生き物は、悪いことに接しても、自分が悪いことをしても、何度も繰り返している内にそれに慣れてしまい、悪いことと良いことの区別が出来なくなってしまいます。
自分の人生を振り返っても、悪いことをしていた時にはそれを悪いことだなんて思ったことはなかったし、もしかすれば60を過ぎた今でも自分が気付かない内に悪いことをしているかもしれません。
前回の記事に書いた炎天下で繋がれたままになっているワンコ達。
保護ママさんへの通報者によれば、その家には子供が3人いるそうですが、帰宅してもワンコを撫でるなんてこともせず、一瞥も与えずに家の中に入ってしまうそうです。
きっと子供達も親の行動を見ている内に、それがワンコ達を虐待していることと同じことだということが分からなくなってしまったに違いありません。
今日、SNSに投稿されていた↓の新聞記事。
動物の虐待が急増しているそうです。
全国で検挙者が増えているそうですが、実際には検挙されない虐待はその何十倍もあるんだろうと思います。
犬猫を捕獲して虐待している動画を投稿するような完全な精神異常者は、きっと自分がそんな悪いことをしているなんて思っていないのでしょう。
そして炎天下にワンコを屋外で繋ぎっぱなしにし、トリミングにも連れて行かず、皮膚病に掛かっても医療にかけない人も、自分は悪いことをしているとは思っていないのでしょう。
残念ながら日本にはそんな人間が山ほどいます。
先程、夜になって涼しくなったので愛犬達をお散歩に連れて行きましたが、歩道を無灯火でかなりのスピードを出して走る何台かの自転車に遭遇しました。
それも愛犬達を連れた私の横を猛スピードで切り抜けていきます。
こちらが自転車を避けなければなりません。
道交法では「自転車通行可」となっている歩道を走る場合は、車道に近い方を徐行しながら走ることとなっており、さらに言えば自転車は原則車道走行であって、歩道を走ることが出来るのはあくまでも例外です。
こちらも統計に表れていない事故が沢山あるんだと思います。
だから愛犬達と公道をお散歩する時は、必ずリードを短く持って周りに細心の注意を払いながら歩きます。
公園以外で写真を撮る時は立ち止まります。
そんな自転車の運転をしているのは若い男性というよりは、おばはんや若い女性が多い。
今日は出会わなかったけど、歩行者にベルを鳴らしてどかせようとするアホもいます。
そんなアホに出会うと本当にムカつきます。
でもそんなアホは絶対に自分が悪いことをしているという認識はないんだろうと思います。
政治に関しても同じ。
安倍が行ってきた政治が如何に民主主義を蔑ろにしているかを認識している国民は一体どれだけいるのか。
安倍が6年も首相の座に座っていると、政治はウソをつくもの、国民の為ではなく所詮は党利党略の為、あるいは自分と友達の為のものであるもんだと思ってしまうのかもしれません。
そうでなければ、いくら野党がテキトーだと言っても安倍内閣に4割もの支持があるはずがありません。
本当に「慣れ」というものは恐ろしい。
私自身も、ワンコを虐待する人間や政治を私物化する人間などを反面教師にして、自分の日頃の行動を見つめ直してみることが必要だと思いました。
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