一番の薬は「忙しいこと」
- 2019.05.07 Tuesday
- 21:44
今日は知り合いのピアニストさんが来てくれました。
ワンコを連れてくるのかと思っていたら彼女一人。
ちょっと残念。
ワンコより独身女性一人の方が良いじゃないかと思う人もいるだろうけど、62歳の私には女性よりワンコの方が興味の対象。
彼女の用件は、土曜日に行う仲間内のピアノ同好会にうちのホールを使いたいということ。
ただ、うちのホールは防音設備がなく、かみさんの手芸教室に音がだだ洩れ。
それも上手な人ばかりならBGMになるけど、参加メンバーは彼女以外はみなへたくそな人ばかりだそう。
ちょっとそれは困ります。
そのメンバーには、ロクに音楽を勉強したこともないのに、ちょっと珍しい金属製の打楽器を演奏する男性も含まれています。
変わった打楽器だから、サラリーマンをしながらだけどあちこちのイベントに引っ張りだこ。
彼も彼女の仲間だからちょっと聞くのは…と思ったけど、思い切って
「彼の演奏は音楽とは言えず、とても聴いていられませんでした。拍というものを全く理解していないし、楽譜も読めないから尺もでたらめですね」
と言うと、彼女からは意外な答えが・・・
「実は彼は友人から紹介されてたまたま一緒に活動をしていただけ」
「でも今は彼とは絶縁中。まったく曲を理解しようとも音楽を勉強しようともしないので。たとえ少額でもフィーを貰っている演奏者としては失格です」
だそうです。
東京音大のディプロマコースで学んだ彼女が、なんで素人同然の奏者と組んだのか不思議だし、残念だったのだけどこれで安心です。
それでも他の人の下手なピアノも聴きたくないのでピアノ同好会用にホールをお貸しするのは止めました。
その代わり、年に1度はコンサートをしたいという彼女の為にホールをお貸しすることには了解して日程も決めました。
彼女の滞在時間はなんと3時間。
ホールの話はほんの20分ほどだけだったけど、それ以外の話で盛り上がってしまいました。
お互いの親のこと、音楽の話、ワンコの話など。
お互いに共通する課題や好きな話題だと時間が経つのを忘れてしまいますね。
そんなこんなで今日は愛犬達とのお散歩は午前中に近所をちょこっと回っただけでしたが、私たちが話し込んでいる間中ずっと話を聞いていたので愛犬達も疲れてしまったようです。
それにしてもサラリーマン時代は考えられなかった音楽家との交流。
定年前にギターとヴォーカルを習い始めなければ、そしてホールのあるビルを買わなければこんなこともなかった訳です。
ビルを買ってせっかく貯めた老後資金の大半を使ってしまったけど、かみさんの生甲斐の為にも、そして私の定年後の生甲斐の為にも役立っているのだから結果的には良い選択だったのだと思います。
ちなみに風邪で体調不良だったかみさんですが、今日から早速教室再会。
かみさんにとって一番の薬は「忙しいこと」だと再確認しました。
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