経済も個々人の生活も…正常性バイアスの罪
- 2019.03.13 Wednesday
- 09:54
参院公聴会における日本総研河村氏のスピーチ。
このブログで何度も書いているけど、この国の財政は本当にボロボロ。
高橋洋一や森永卓郎氏は、日本の国債は国内で消化されているから日銀の信用が無くなることも、ハイパーインフレも起こらないと言っているけど、そんな戯言を信じていたらとんでもないことになるだろうと思います。
そもそも国債の4割以上を日銀が買っているのだから国内消化できていて当たり前。
日銀がこれ以上国債を買えなくなれば国債価格は暴落、金利は上昇してしまうのだから、そうなったらタダでさえボロボロの財政は利払いが増大して破綻してしまいます。
日銀が永遠に国債を買えばいいというのが高橋洋一や森永卓郎の主張だけど、そんなことをすれば国際社会から日銀が信用されなくなってある日突然ハイパーインフレになってしまうでしょう。
国債の殆どが日本国内で保有されているから大丈夫という安倍内閣ワンパターンの言い訳はハイパーインフレになれば戯言になってしまいます。
だから冒頭の動画の河村氏やまともな経済学者はみな日本の財政、経済に危機感を持っています。
楽観的なことを言っている輩は本当のアホか、安倍の政策を擁護するためでしかありません。
その危機的な事態の到来は何時なのか?
経済評論家で参院議員でもある藤巻健史氏によれば、今来てもおかしくないそうです。
我々には正常性バイアスが働いてしまうから、そんなことが起こるはずがないと思ってしまいますが、起こるはずのないことが何度も起こっているのがこれまでの歴史。
確かに先日読んだ明石順平氏の著作を信じれば(信じる、信じないではなく事実だけど)、今日明日そんなことが起こってもおかしくありません。
これが小泉政権以降の経済政策、そして無茶苦茶な安倍政権によって作られた破滅の道。
既に老後資産の一部は金の現物にしている私だけど、改めて金の資産割合を高めようと考えています。
ただし、知らない内に金価格は随分高くなっていました。
購入価格は既に1g5000円以上。
きっと誰か賢い人が金を買い集めているんでしょうね。
近々に、普通預金の一部で金現物を買い増ししようと思います。
今日は、かみさんが義母と一緒に、義父が入院中の病院で地域包括支援センターの担当とケアマネさんで打ち合わせをしてきました。
本当は私も行きたかったのだけど、ヴォーカル教室と重なったのでかみさんにお任せ。
もっとも、打ち合わせの結果は、退院後はリハビリ病院に転院するという話だけだったそう。
ただし、義母はそれなりに色々と考えていて、義父がリハビリ病院を退院した後は老人ホームに入居してもらおうと考えているのだそう。
自分自身も高齢だから自宅ではとても一人で義父の面倒を見れないし、いずれは自分も身体が動かなくなってしまうということも分かっているそうです。
なんだか義父が可哀想な気もしますが、現実を考えれば仕方がないかもしれません。
我が家のそばの老人ホームでも良いかなあと思ったのだけど、義母は今通っている体操クラブのそばにある老人ホームが良いのだそう。
そこには義母の友人が既に入居しており、将来義母が老人ホームのお世話になることになったら夫婦で同じホームに入ることもできそうです。
私の両親の時もそうでしたが、いずれは両親が自活できない時が来ます。
そんなことは起こらないだろうと考えたり、あるいは将来のことを考えたくないのだけど、必ずそんな日が来ます。
その時のことをある程度早いうちから考えておかないと、現実にそうなってからだと大変なことになってしまいます。
冒頭で述べた財政・経済と全く同じです。
だから人の持つ正常性バイアスというのは厄介です。
核家族化が進み、生涯独身の人もどんどん増えてくる日本では悲惨なケースがこれから益々沢山発生しそうです。
なのに政府は少子高齢化の課題対応が殆どできていない様に思います。
保育園、幼稚園を無償化するぐらいではとてもじゃないけどこの問題は解決できません。
そもそも男女共同参画社会というのが本当に個々人の幸せを考えて良いことなのか?
高い給料をもらうために田舎から出て両親を捨てて都会の一流企業に就職することが良いことなのか?
女性が子供を産まない自由があると声高に主張することが良いことなのか?
お母さんが小さい子供を幼稚園、保育園に預けて外に働きに出ることが本当に良いことなのか?
私には政治のみならず、社会制度についても沢山の疑問があります。
自分自身の人生を振り返っても本当にこれでよかったのかと考えてしまいます。
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