定年後生活における幸せの条件
- 2019.01.13 Sunday
- 21:43
今日は町内会の新年会&役員会。
かみさんは役員会に行くと、みんなから町内会長を引き受けてくれと説得されて断れなくなるから欠席した方が良いと言っていました。
だけど、皆大人だかからそんなことをするはずはないし、町内の人と懇親を深める絶好の機会だから、そんなリスクは無視して行きました。
この辺りは、私とかみさんの考え方が違うところです。
私の予想通り、長老さんから「2年後ぐらいに君が会長をやってくれよ」と言われただけで、それ以外には後任の話題には全くなりませんでした。
冒頭の会長さんの挨拶は、
「この町内会は学区内でNO.1仲の良いところ。今後も皆さんでコミュニケーションを深めて楽しくやっていきましょう」
でした。
本当にそう思います。
あちこち転勤と引越しを繰り返してきた私ですが、今の町内程仲の良いところはありませんでした。
私以外の人は、みな元事業家で土地持ちの大金持ちだから、小さなことでいがみ合ったり、嫉妬したりすることもないからなのかもしれません。
それでいて皆さんの生活感覚は庶民的。
着ているものやバッグなんかもブランド物を見につけている人は殆どいません。
クルマも、一番貧乏な私と県内の長者番付でNO.1になった人はベンツだけど、それ以外の人はほとんどが国産車か、免許書を返上済み。
百貨店まで歩いて10分少々なんだから、もともとクルマなんて要らないんでしょうね。
SNSでブランド品や数千万円の超高級車を見せびらかしているその辺の成金とは根本的に違います。
隣に座った副会長さんは今年65歳と高齢者の一員になったのだけど、事業をやめるつもりも郊外に引っ越すつもりもないそうです。
副会長さんの店舗はメイン道路に面していて売れば億単位のお金が入ってくるのだけど、今の町内のみんなと和気藹々でコミュニケーションしているのが幸せだから引っ越すつもりなど毛頭ないそうです。
会長さんも事業を廃業して土地を数億円で売ったのだけど、引越し先は町内からちょっとだけ外れた小さなマンション。
確かにそうだなあと思いました。
日本で一番仲の良い町内かもしれませんね。
食事をしていても皆さん話題が豊富でとっても楽しい。
そして私の前に座った80歳の女性。
漫才を見ているみたいに面白い。
その彼女はずっと糖尿病を患っていて、他にも心臓や十二指腸に持病を抱えているので国立の大病院に通っているのだそう。
だけど、そこの糖尿病の医師が若くて頼りないのが不満なんだそうです。
その話を聞いた周りの人は、私が通っている糖尿病専門クリニックに行ってみたらと勧めます。
町内会長さんも、私と一緒にそのクリニックに通うようになって数値が劇的に改善していることをみんなも知っていたからです。
彼女は出たお料理の内、天婦羅やしゃぶしゃぶのお肉が糖尿病だから食べられないと言って、それを私にくれましたが、天婦羅の衣はともかくとして、お肉が糖尿病に悪いというのは明らかにおかしい。
大病院の医師にありがちな間違った「カロリー制限信仰」を教わっているのだと思いました。
なので、いろいろな話をして、次回私と会長さんで通院する時に一緒に行こうと誘いました。
彼女もみんなから説得されて、来週3人で一緒に行くことになりました。
漫才師の様な面白い彼女も一緒に行くことになって、片道30分のドライブも一層楽しくなりそうです。
いつもそうだけど、町内会の行事に参加する度に、この町内に引っ越してきて本当に良かったなあと思います。
定年後の幸せな生活の条件は、家族や趣味だけでなく、そしてお金なんかより町内の雰囲気なんだと思いました。
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