炎天下の中を歩くおバカ夫婦
- 2018.08.14 Tuesday
- 21:41
今日も暑いことは暑いけど、午前中は少しだけ和らいだ感じがしたので、愛犬達を娘に託して夫婦で外出。
目的地は大きなターミナル駅の近くにある鰻屋さん。
11時ごろに駅に着いてしまった私達は、新しくできた商業ビルの中を見学することにしました。
その中にも鰻屋さんが入っていましたが、なんとなくそこは素通り。
で次に別の新しいビルに。
そこにあったインド料理でも良いかなあと言いながらもそこには入らずに、今度は魚屋さんにしようかなどと話している内にそのビルを出て、足は繁華街と反対方向に。
最初目的地にしていた鰻屋さんからはかなり離れてしまいました。
ふと目についたのが古い錆びれた商店街への案内図。
今度はそちらになにかあるかもと思って足を向けました。
全く計画性も無く、テキトーな夫婦です。
「俺達、バカ夫婦だな」
「パパはそれが幸せなんでしょ」
とバカ夫婦の会話を続けながら、その商店街へ。
ところが凄くさびれていてまともに食事できるようなところはありません。
それで次に向かったのが、今話題になっているという古い街並みの中に新しい店舗が出来始めているという横町へ。
その頃から、猛烈に暑くなって来てヘロヘロ。
炎天下の中、もう何キロ歩いたことか!
のどはカラカラ。
それでも我慢して歩いていると、なんとその横町に鰻屋さんを発見。
店の中を覗いてみると沢山のお客さんが待っています。
これは美味しそうだと直感した私達は、順番待ちをすることにしました。
待つこと30分程。
ようやく席に通されて、うな丼の特上を頼んで更に待たされること30分。
ようやくうな丼がでてきました。
見るからに美味しそうです。鰻の香りもちゃんとします。
鰻は丼に限ります。
熱々に暖めた丼に炊き立てのご飯。そしてふっくらとした鰻。
見も厚くてボリュームもたっぷり。
私はこれだけでお腹が一杯になりましたが、かみさんも美味しい、美味しいと言ってボリューム満点の丼を完食。
これほど美味しい鰻をいただいたのは20年ぶり位。
新橋の鰻屋さんで頂いて以降のお味でした。
当初の目的地の鰻屋さんより遥かに美味しくて、炎天下の中を無計画に歩き続けたバカ夫婦が最後に大穴を引き当てました。
あまりにも美味しかったので、店員さんに「20年振りに美味しい鰻をいただきました」と言ってあげました。
かみさんに聞くと、その後その店員さんが奥の方で焼きをしていた調理人さんにその旨を伝えていたそうです。
やはり調理人も店員さんも「美味しい」って言ってもらうのは嬉しんでしょうね。
お会計は8100円。
年金生活者にしては贅沢なランチだけど、たまには良いもんです。
ところで私達の隣のその隣に座っていたのが、どう見ても不倫カップル。
50代ぐらいの男性と30代半ば位のきれいな女性。
耳にはバカでかいイヤリングをして、露出の多いワンピースを着ていて如何にも夜の女性。
かみさんにiPhoneのメモ帳で「左の人達、不倫?」と書いて見せるとかみさんも同意。
かみさんは、
「今のあなたなら、飲み屋に行って○○町のビルを持っていてベンツに乗っているって言って、鰻でも食べに連れて行ってあげるって言えば一発で女の子がついてくるわよ」
だそうです。
そんなことをしたら許してくれないくせに、冗談とはいえよくそんなことを言えるもんです。
これも典型的なおバカ夫婦の会話。
鰻屋を出てからは、昭和の雰囲気のある喫茶店でコーヒーフロートを頂いてバスで帰りました。
バスの運転手は随分アグレッシブな運転をします。
前に停車しているクルマにギリギリまで近づいたり、加速もがーっ。
それでもバスは前後に揺れることも無くかなり運転が上手。
そんなバスの運転についても、バカ夫婦は話題にして大笑い。
中学生みたいです。
家に帰ってからかみさんは突然、
「隣に一人で座っていた人はお坊さんだと思うわ」
と言うので、何故かと尋ねると、
「だって頭が剃ってあったから」
だそうです。
でもお盆も中日の忙しい時に坊さんが順番をついてまで鰻屋に来ている訳がありません。
久々の街に繰り出してのデートはバカ夫婦になって楽しみましたが、家に帰ってもかみさんはやはりおバカさんでした。
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