人生いろいろ
- 2018.08.01 Wednesday
- 23:49
あと1週間で立秋なのに、まだまだ暑い。
立秋とは、厳しい残暑はあれどもどことなく秋の気配を感じる時だそうだけど、秋の気配などどこにもありません。
あと1週間待てば秋の気配を感じられるようになることを期待したい。
今日はヴォーカル教室の日。
出る前にアイスコーヒーをいただこうと娘のカフェに行くと、どこかのおばあさんと娘が楽しそうに会話しています。
私も仲間に入れてもらいましたが、かみさんの手芸教室の生徒さんだそう。
いつもはカルチャーセンターの教室の方に通っているのだけど、先週の開講日は姉の義母の通夜に向かうために授業を1時間半ほど早仕舞いしたので、その分の補講を受けるために来てくださったのだそう。
とってもお話し好きの方の72歳。
3年前にご主人を亡くされたのだけど、それまではずっとご主人の介護に追われて自分の好きなことは一切できなかったそうです。
それがご主人を見送ってからは、子供達からも「なにか趣味を見つけて楽しんで」と言われて、生まれて初めて手芸教室に通うことにしたそう。
その教室はベテランの方ばかりで、初心者の自分は大変だけど、そのベテランさん達が親切でいろいろと教えてもらえるそうです。
「私もそこができなくて苦労したのよ」
と言われると、下手でもやる気が出てくるんだそうです。
ただ、数カ月前に左膝が悪くて歩けなくなり、思い切って人工関節にする手術を受けたんだそう。
膝の人工関節があるとは知りませんでした。
手術にはリスクがつきもので不安だったけど、せっかく自分の為の人生を歩み始めたのだから、自由にあちこち歩きまわりたいという欲求の方が強かったそうです。
こうしてかみさんの手芸教室に通う生徒さんのお話を聞いていると、島倉千代子の「人生いろいろ」という歌の文句を思い出してしまいます。
誰一人として、何不自由なく、何の心配も無く生きている人なんていません。
親の介護、相方の病気、子供の病気、結婚しない子供・・・
本当に人生いろいろです。
それでも皆さん弱音を吐くことなく毎日を生きているんですね。
今日のヴォーカル教室には、You Raise me upを持って行きました。
先日富山に帰省した時にカラオケ店でCDに焼いたバッキングを持って行きました。
私の声に調が合っているかどうかを確認するためです。
結果は…調は原曲のままで問題なしと言われましたが、あまりにも音程が外れすぎと言われました。
そして、次回からは発表会で歌うWhile my guitar…の練習に入りましょうと言われました。
私にはYou raise me…は難し過ぎるのと、発表会で恥をかかない様に早めにWhile my guitar…を練習した方が良いということなんでしょうね。
がっくり疲れてレッスン室から出てくると、そこにいたのが美人のピアノの先生。
私の顔を見てどうしたんですか?と聞かれたので、先生に音痴って言われましたと言うと、頑張ってくださいねと励ましてくれました。
そう!頑張りますよ。
今日は72歳のおばあさんが頑張っている話を聞いたばかりだから、61歳の私も頑張らなければなりません。
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