新しい人生を進むことはできるけど
- 2018.05.04 Friday
- 00:44
この数日、TOKIOの山口氏の強制わいせつ事件でテレビが騒がしい。
被害者?のご両親が、山口氏を絶対に許せないと言っているそうだけど、どうなんでしょう。
山口氏の電話に呼び出されてのこのこ自宅まで出掛けて行ったのも不謹慎だし、泥酔した山口氏を目のあたりにしてそのまま家にい続けたというのもどうにかしています。
まだ世間知らずの女子高生をそこまで責めるのは酷だけど、ご両親は山口氏を責める前にまずは自分達の教育を反省すべきではないかと思うんです。
まあ、たかが一芸能人とおバカな女子高生の話をテレビであれだけ放送している方もどうかとおもいます。
ジャニーズに詳しい娘が、TOKIOのメンバーは歌も楽器の演奏もなかなか上手いよと言うので、YouTubeで聴いてみました。
たしかに上手い。
残念なのは楽曲がどれもそれほど良くない。
ただし、それをカバーして有り余るほどの演奏力があればどんな楽曲も良い曲だと感じることがあるのも確かです。
今日は、家族全員の知り合いのミュージシャンが出来て間もない商業ビルのホールでライブをするとのことなので、かみさんと娘と一緒に出掛けました。
愛犬達はしばしのお留守番です。
玄関を出ると、一緒に出ようとする愛犬達が可哀想だったけどワンコが入れないところなので仕方がありません。
楽曲は私の嫌いなジャズだったけど、場を盛り上げるために「ブラボー」「イエーイ」と声をかけてあげました。
他のお客さんからも大きな拍手も声援もあったのでまあまあ良かったんだと思います。
ただし、オープンスペースでの演奏にも拘らず、演奏を聴いて足を停める人は皆無。
人を立ち止まらせるほどの演奏ではなかったということです。
対して、先日うちでライブをしてくれたバイオリニストさん。
彼も定期的にオープンスペースでライブをすることがあるのだけど、彼の演奏を聴いて足を停める人が沢山います。
実は私達も、たまたまオープンスペースでの演奏を聴いていっぺんでファンになってしまったくち。
その数日前に有名バイオリニストのコンサートに一人6000円の入場料を払って行ってがっかりした後だったのですが、そんな私達をあっという間に虜にしてしまう演奏はやはり凄い。
その演奏も私が苦手なジャズ系が中心だったのだけど、有名音大でクラシックを勉強したというだけあって、一音一音がとんでもなくきれいで繊細なんです。
そして彼自身も沢山のオリジナルヒット曲を持っていて、それらのすべてがとっても素晴らしい。
うちでコンサートを開催した時には、お客さんの3/4は彼を初めて聞いた人だったけど、終了後にはCDが飛ぶように売れていましたから、私達だけがたまたま彼の音楽が好みというだけでなくて、沢山の人の心をとらえてしまうものがあるんだと思います。
私はしがないサラリーマンだったけど、定年前後にいろんな演奏家と知り合いなって、彼らの生き方が羨ましいと思いました。
音楽には全く興味のなかった私の両親は私に楽器を習わせてくれることもなかったし、そもそもミュージシャンになるなんていう選択肢は頭の片隅にもありませんでした。
そんな私は定年後になって、楽しく演奏活動をしてお客さんに喜んでもらえてそれを職業としている彼らが羨ましく思いました。
ただし、実際にミュージシャンとして生計が成り立つような人は極僅か。
多くのミュージシャンは音楽教室の講師をしたり、アルバイトでようやく生計を立てているのが実情。
それでも彼らの生き方を見ていると羨ましくなります。
今更そんなことを思っても詮無い話。
「人生のやり直しは出来ないけど、新しい人生を進むことはできる」のは確かだけど、小さい頃からやっていなければ上手くはなれない音楽に関してはやはり「人生のやり直しは出来ない」のは当然だし「新しい人生を進むこと」もできないんです。
この頃、コンサートやライブに行く度にそんなことを考えてしまう私です。
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