極上の孤独ってなんだろうかと興味がわいてきた
- 2018.04.21 Saturday
- 22:48
下重暁子の「極上の孤独」がベストセラーになっているそう。
誰もが歳をとると友達や知り合いが次々と亡くなっていくから孤独になるのは避けられない。
だから孤独を極上のものとして楽しむのが良いのだそう。
昔、五木寛之も「孤独のすすめー人生後半の生き方」と題した本を書いていたっけ。
確かに歳をとると孤独を恐れる様になります。
昔は、子供夫婦がいて、孫がいて、ご近所のコミュニケーションもそこそこあったけど、今や核家族化が進み、かつ近所の人とのお付き合いも無い人が沢山います。
熟年離婚してしまう人も沢山います。
そうでないとしても、病院に入院したり、老人ホームに入ったりすれば、余程コミュニケーション能力が高い人以外は孤独になってしまいます。
私ぐらいの年代なら、核家族化もある程度進行していたから多少は孤独に対する耐性もあるけど、私達の親の年代は大家族で暮らしていた時間が長かっただろうから、孤独はとっても辛いのだろうと思います。
昨日、ご近所の若旦那さんと立ち話をしました。
昨年秋に74歳のお母さんが自転車に乗っていてクルマに跳ねられる交通事故で入院。
治療の為に気管切開してあるので、退院後はそのケアができる老人ホームでなければ入居できないので、少し離れた老人ホームに入居しているそうです。
事故の影響で認知症も発症してしまったそうです。
そのお宅は自営業なので、息子夫婦は頻繁に会いに行くこともできず、80歳を過ぎた父親にもあまり無理をさせられないので、お母さんの一日の大半は孤独のままです。
家では気管のケアができないので、このままずっとその老人ホームに入居し続けるしかないそうです。
とっても仲の良い家族だったのに、一瞬の事故でそんなことになってしまいました。
クルマを運転する人も自転車を運転する人も、本当に事故には気をつけなければなりません。
そんな話を聞いていると、入院中の母のことや、パチンコが原因で奥さんに離婚されてその後連絡のない会社の同期の男のこと、ご近所の一人暮らしのご老人のこと等が思い浮かびました。
こうして考えると長い人生を最後まで恙なく過ごして行けるのは本当に僅かな人だけ。
私も今はまあ健康で、かみさんとも仲が良いし、可愛い愛犬達もいるし、娘夫婦も同居してくれて賑やかだけど、この先何が起こるかは分かりません。
冒頭の「極上の孤独」を買って読んでみようかなあという気になりました。
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