人生はやり直しがきかないけど、新しい人生を始めることはできる
- 2018.03.21 Wednesday
- 23:10
売れに売れた「日本会議の研究」の著者、菅野完氏。
性的暴行罪で訴えられて裁判に負け100万円の慰謝料を払うことになったり、団体の募金を着服して訴えられたり、決して人格的に褒められる男ではないけど、取材力や分析力に関してはなかなかのもの。
森友学園籠池理事長がどういう訳か彼を気に入って、いろんな話を彼だけにすることになったり、彼の事務所に夫婦をかくまったりして一躍有名になりました。
当時のドタバタ劇はテレビやネットで随分話題になりました。
人格的には多分に問題のありそうな彼だけど、性的暴行罪の際には当初から事実を認めていたし(慰謝料の200万円が高過ぎると言って裁判をしていただけ)、団体から着服したお金についても間もなく返還するなど、ウソは付けないし、それほどの悪でもなさそう。
その彼が、安倍政権が主張する「佐川主犯説」を見事に覆す事実をネット上で述べています。
政権の「佐川主犯」物語に終止符!一年前のある発言かkら明らかになる「綻び」
それは、菅野氏が籠池氏をかくまっていた時に、籠池氏が財務省理財局から「しばらくの間身を隠してくれ」と言われていたこと。
詳しくは↑の記事をご覧いただければ詳細に書いてありますが、確かにそんなことが噂されて、国会でも野党がその件で佐川氏を追求していましたね。
27日の佐川氏の証人喚問で、野党側の質問者がこの件を忘れておらず、理路整然と時系列で追求すれば佐川氏はどう言い逃れするのか見ものです。
問題は、この事実を知っている籠池氏はいまだに勾留中で、当時のことを知っている酒井弁護士がそれ以来一言も発せず姿を現さないこと。
野党は安倍昭恵さんや迫田氏等の証人喚問を要求するよりも、籠池氏と酒井弁護士を証人喚問請求した方が余程効果的です。
菅野氏の先の記事を読めば、安倍さんや麻生氏が主張するように、佐川氏が決裁書を改ざんしたは自らの答弁に合わせる為ではなく、安倍さんの「総理も議員も辞める」と発言したからというのは明白です。
ただし、それが明白となっても、決裁書の改竄を行ったのは官邸の命令であることの証明にはならないのも確かです。
ただ、安倍さんはこれほどまでにもりかけ逃れをしてきたことは、安倍さんが主犯であることの状況証拠でもあります。
憲法に基づく野党の国会招致要求を無視し、ようやく開いたと思ったら冒頭解散。
そして今度もトランプ大統領に会いに行くと言って逃げ腰が見え見え。
そんなことからも安倍さんが主犯であるという心証は到底ぬぐえません。
追い詰められている安倍さんはひょっとしたら「4年前に戻って政権運営をやり直したい」と思っているのかもしれません。
でも人生はやり直しがきかないから、ウソが見え見えでも自分の罪を認めることができないんでしょう。
今日読んだ数冊の本の中のどこかにこんなことが書いてありました。
「人生はやり直しがきかないけど、新しい人生を始めることはできる」
とっても良い言葉だと思いました。
60〜65歳という現役引退の時期を迎えると、これまでの人生の中でいろんな後悔が思い起こされてしまいます。
青春時代の頃、新入社員の頃、中堅社員の頃、部下を持つようになった頃。
それぞれの局面で「ああすれば良かった」「こんなことをしてはいけなかった」等の後悔があるはずです。
でも、人生はやり直しなんてできません。
でも、いくつになっても新しい人生を始めることはできるんです。
いろんな辛い経験が新しい人生を始める際に役立つはずです。
それは一国の首相であっても、ただの一介のサラリーマンであっても同じこと。
そう考えれば、これまでの失敗を糧に、また新しい人生に向かって突き進むこともできるはずです。
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