人は会った数だけ賢くなれるし、優しくもなれる

  • 2018.01.14 Sunday
  • 23:28

今日は町内会役員会の新年会。

 

朝から、かみさんから風呂に入れとか、お洋服はこれを着て行けとか言われて、61歳の私をまるで子ども扱い。

 

お風呂にはついでにサンちゃんを入れてやりました。

 

皮膚が弱いサンちゃんは、美容師さんから週に3回位はお風呂に入れて清潔にしてやってくださいと言われているんです。

 

 

そして集合時間の15分前にも関わらず、もう行きなさいとの指令。

 

行くと10分前にも関わらず、私以外の人は既に集合済みでした。

 

歳をとるとみんな気が早い。

 

 

しゃぶしゃぶのお店で開催された新年会の議題は特になく、会長さんの挨拶は、

 

「孤独にならない様に、道で会ったら声を掛け合いましょう。」

 

という話だけ。

 

そして、

 

「○○さんのお家では時々コンサートをやっているので、そんな時には町内のみんなで出掛けてコミュニケーションを深めましょう」

 

と私の定年後の趣味の事業を宣伝してくれました。

 

 

その後、各役員から一言ずつ話して欲しいということになりましたが、誰も「特にありません」と言うだけ。

 

なにも話題もないのも寂しいので、交通委員の私に順番が回って来た時に、ご近所のおばあさんがクルマに跳ねられたことを引き合いに自転車や歩行者の交通マナーについて一言、二言お話をさせてもらいました。

 

それが引き金になって、副会長さんからも先日彼のご自宅の目の前で起こった自転車と高齢者の運転するクルマの事故について話がありました。

 

車の運転手は、事故で動転して怪我人の救護もできずずっと運転席に座ったままぼっとしていたそうです。

 

やっぱり高齢者のクルマの運転は早めに止めた方が良い。

 

 

私のテーブルの向かいには77歳になる大きなレストランの元経営者。

 

斜め右には、そのおじいさんがオーナーのマンションに住む40ぐらいの独身女性。

 

そこに64歳の会長さんが入ってきて、糖尿病のこと、ワンコのことで話が盛り上がりました。

 

 

私と同じく糖尿病の会長さんは近所のクリニックに掛かっているけど、そこは糖尿病専門医でもないし、診察当日にA1Cが分かる訳でもないのでやめた方が良いと以前から勧めているのですが、10年ほど前に医学生の教科書で勉強した生化学の私のうんちくを聞いて、やっぱり私の主治医のところに連れて行って欲しいと言い出しました。

 

今度私の予約してある診察日に、彼の予約も入れて一緒に連れて行ってあげることにしました。

 

彼は、特に最新の糖尿病治療を知らない医師に安易に副作用の強いSU剤ばかり処方され、その結果腎臓透析に至って、その4割強が5年以内に死んでしまうという私の話(もちろん主治医の話の受け売り)に心が動かされたらしい。

 

40ぐらいの女性も、軽い糖尿病だと言われているそうですが、それ以外にも胃にポリープが出来ていて近々胃カメラを飲むことになっているそうなので、私の主治医に掛かるのはその後にするとのこと。

 

そのポリープは癌の可能性もあるそうだし、それ以外にもコレステロール値が相当高いとのことで、まだ若いのに大変です。

 

77歳のおじいさんは悪いところはほとんど無く、血圧も正常だし、酒好きにしては肝機能も正常だとのこと。

 

 

そのおじいさんはペレットを二匹飼っているそう。

 

ペレットを診てくれる病院は近くにないので、具合が悪くなったらかなり遠くの市にある動物病院まで連れていくとのこと。

 

そんなおじいさんがペレットを買い始めた理由が、ペレットの寿命が短いので終生面倒を見れると考えたからだそうです。

 

昔はワンコを飼っていて、それこそ目に入れても痛くないほど可愛がっていたそうで、本当はワンコを飼いたいのだけど、自分が死んだら誰も面倒が見れないのでワンコは飼いたくても飼えないそう。

 

そんな時には保護犬のシニア犬と言う選択肢もあると話してあげたけど、自分はあと2-3年で死ぬかもしれないから、そうなったらワンコが可哀想だからやめておくそうです。

 

40歳の女性は、一人住まいだけど15歳になるポメを飼っているそうです。

 

彼女にも、ちょうど保護ママさんがレスキューした保護犬のポメを勧めたけど、先住犬がとんでもない焼餅焼きで、かつ痴呆が進んでいるので二匹飼うのは無理だとのこと。

 

その話の流れで、保護犬の実態の話になりました。

 

彼らは、なんとなく保護犬や殺処分が多いという話は知っているけども、ペットショップやブリーダーのとんでもない裏側については殆ど知りません。

 

誰から聞いたのかブリーダーは売れ残ったワンコは終生自分の犬として飼うという適当な作り話なんかを信じていた40歳の女性は、かなりショックを受けていたみたいです。

 

ただし、私の話は完全に保護ママさんからの受け売り話で、実際に自分の目で見て確かめた訳ではありません。

 

その点でも、サンちゃんを譲ってくれた保護ママさんは、実際にペットショップのバックヤードやブリーダーや引き取り屋まで出掛けて行って自分の目でとんでもない実態を確かめて来ているそうですから立派です。

 

でもそんな受け売り話しかできない私でも、何人かの人に保護犬活動の重要性や決してペットショップでワンコを飼ってはならないことを分かってもらえたのですから、微力ながら殺処分撲滅活動に貢献できたのかな。

 

 

77歳のおじいさんは、自分の愛犬をどのように可愛がっているかで、その人の人格が分かると言います。

 

そして私のことを、とっても優しい人間だと言います。

 

そうありたいけど、決してそんな人間ではないと思っている私だけど、ひょっとして愛犬と住むようになってから優しくなれたのかもしれません。

 

 

帰りのバスの中では、何人かの人に「あなたのやっているライブに行ってみたい」と話しかけられました。

 

町内会の行事を私の趣味の宣伝の場にしたくはなかったけど、いつの間にか私が優しくて博学で面白いことをやっている男だという話になって、結果としてライブの宣伝になってしまいました。

 

 

昔、私のビジネス・人生のお師匠さんから、

 

「人は会った数だけ賢くなれる」

 

と薫陶をいただきましたが、保護犬ボランティアの人やすっかり親しくなった主治医からいろんなことを教えてもらったおかげで、昨日の自分よりちょっとだけ賢くなれて、その結果コミュニケーションも広げることが出来ているとすれば、それは嬉しい話です。

 

 

 

家に帰ってから、かみさんと愛犬たちを伴ってホームセンターに行って来ました。

 

すっかり本当の兄弟の様に仲良くなった愛犬たち。

 

IMG_8100.JPG

 

IMG_8099.JPG

 

買ったのはシートやおむつや缶詰めフードなどペット用品ばかり。

 

なんだかんだとお金は掛かるけど、愛犬たちのおかげで私が優しい人間になれたとすれば、そんな安いものはありません。

 

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