家族記念日
- 2017.10.17 Tuesday
- 09:14
<前日からの続き>
9キロのマグナロンガを完走した私達はくたくた。
それもルートは平坦ではなく、結構な坂道と泥濘んだ悪路。
それでも疲労感と達成感が心地良い。
向かった先は、出来たばかりの高級リゾート。
ただし、おなじホテルでも目玉が飛び出る程値段が高い関東地区と違って、ここはとってもリーゾナブルな料金設定でした。
ホテルに着くと正面玄関でホテルマン達が数人でお出迎え。
クルマから荷物を出してくれててきぱきとカートに入れて、部屋まで運んでくれると言います。
私のクルマがベンツだからということでは決してなくて、お客さん全員にこうしたサービスをしているようです。
カウンターでチェックインする際も、とっても丁寧な説明とフレンドリーな笑顔。
ロビーは天井が大きな吹き抜けになっていて如何にもリゾートホテルの風情。
ドッグランも沢山あって、玄関前と中庭にも。
あいにくの雨だったのが残念。
だけど、とっても広い室内ドッグランもありました。
部屋は残念ながらデラックスルームが満室だったのでスタンダードルームしか取れませんでしたが、それでも十分な広さと快適さ。
愛犬用の設備もこれでもかというくらい整っていました。
スタンダートルームというけど、窓から見える景色も素晴らしい。
お風呂も綺麗な大浴場があって、疲れた身体が癒やされました。
こうなったら期待できるのがディナー。
期待に違わない豪華で美味しいお食事でした。
なんとこれがワンコプレート。
蓼科牛がたっぷり入っていて愛犬もがっついて食べてくれました。
こちらは人間用のメニュー。
どれもとっても美味しかった。
特にビーフシチューがお肉もソースもとんでもなく美味しい。
給仕の方がさりげなくシェフの自慢をするのも嫌みではなく微笑ましい。
他のワンコホテルでは、いかにもアルバイトの従業員が多いのだけど、ここは誰もが本物のホテルマン。
帝国ホテルやホテルオークラにはもう随分行っていないけど、そんな昔行ったホテルを思い出させるサービスでした。
ちなみに朝食は和と洋から選べて、お料理そのものはどちらも一緒だと思っていたけど、和と洋でオムレツの味付けとソースが違う。
和はだしを入れて焼いたものだそうです。
卵のどろどろが苦手の私だけど、どろどろ具合が全然不快ではなく、白身が生で残っているところは皆無。
牛乳や生クリームを入れたものと違って、だしを使うとまとまりにくくて難しいそうだけど、こんな完璧に焼いてあるオムレツは初めてでした。
賞をとった有名農家が作ったというベーコンもソーセージもスーパーで売っているものとは別次元の美味しさでした。
レストラン内は全員ワンコ連れのお客さん。
私が見たことのない珍しい犬種やゴールデンなどの大型犬が多かったけど、もちろんその中でもひときわ可愛いのが我が愛犬。
他のワンコの何匹かは吠えたり落ち着きがなかったりして飼い主さんも大変だったみたいだけど、我が愛犬は終始お行儀良くしていてくれました(何匹かいたゴールデンは流石に完璧なしつけがされていましたけどね。でもその姿が健気すぎてちょっと可哀相な気もしました)。
食事を終えた頃、我が愛犬と同じくらいに可愛かった赤ちゃんがいたので写真を撮らせて貰いました。
赤ちゃんも隣の珍しいワンコも私が撫でるととっても嬉しそうにしてくれました。
相変わらず、若い女性にはもてないけど、子供とワンコには絶対の人気がある私です。
チワワを4匹も連れたご夫婦もいらっしゃいました。
ただし、「飼ってから殆どお散歩に連れて行ったことがなくて社会性がゼロなんです」と飼い主さんが嘆くチワワ達は、みな凶暴。
私が撫でようとするとキャンキャン吠えてしまいます。
それでもこうして4匹揃っていると可愛い。
この日も雨。
去年原村に行ったときも帰りは雨だったので、しかたなくアウトレットに行ったことを思い出しました。
でも、欲しいものも特にないし、朝食後は室内ドッグランでしばし遊びました。
だけど、他のワンコの鳴き声が聞こえる為か、愛犬は入り口ばかり気にしてボール遊びに気が入りません。
前日の疲れもあったのでしょう。
なので、帰りはどこにも寄らず帰路につきました。
クルマの中では愛犬はぐったり。
助手席のかみさんの膝でぐっすり眠る愛犬がとっても可愛い。
そしてかみさんの方を見ると、こちらもぐっすり。
こんな姿を見るととっても幸せな気持ちになれます。
定年直前に愛犬を家に迎えて、かみさんが楽しみにしていた海外旅行には出掛けられなくなった私達ですが、こうして愛犬と一緒に旅行に出掛けられるのは私達には無上の喜び。
今回は、出発前に姉が、サ高住に入居した母がインドカレー屋さんで甥と一緒に外食する写真を送ってくれたので、母のことを心配することもなく安心して出掛けることができました。
こんな幸せがいつまで続くのか分りませんが、今はこの幸せをかみしめながらなんとか「かろうじて中流老人」の生活を楽しもうと思いました。
かなりの長距離を走ってようやく自宅に着くと、娘が上からどんどんと音を立てて降りてきます。
疲れている愛犬もぶんぶん尻尾を振って喜びます。
しばし愛犬と娘がじゃれ合った後は、娘が買い物に行くと言います。
私と愛犬はお留守番のつもりでしたが、愛犬は行く気満々。
しかたなく私は再度ハンドルを握り、愛犬はまたかみさんの膝の上に。
助手席から娘の様子を確認したり外の様子を窺う愛犬に、娘も「可愛い」を連発。
買い物から帰ると、流石に愛犬もグロッキー。
声を掛けても首を上げるだけで、身体は動きません。
私達家族に幸せをいっぱいくれる愛犬には、どれだけ感謝してもしきれません。
ワンコを家に迎えた日を私達は「家族記念日」と呼んでいます。
近々くる本当の家族記念日には、またお祝いをしようと思っています。
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