人間ドックに行って、その足で心臓専門病院へ
- 2017.04.03 Monday
- 21:28
昨年1月の退職時に会社健保の任意継続を選択した私ですが、今年2月に継続意向に関するアンケートが来ました。
その書類によれば、居住地の市役所に出向いて国保への切り替えが得か、任意継続が得かを自分で調べ、その結果を踏まえて判断して欲しいとのことでした。
市役所の窓口に相談すると、完全に国保への切り替えの方が保険料が安くなるとのことだったので、健保組合へは国保に切り替えたいとの返事をしてありました。
切り替え時期は4月11日。
その当日に、健保組合資格喪失証を市役所に持って行けば即日国保の保健証が発行されるとのことです。
そして、その切り替えがまぢかに迫った2週間前。
なんと例年8月に行っていた人間ドックの案内が4月3日実施とのことで案内が来ました。
私がいた会社の健保組合では人間ドックの費用が極めて安いので、脱退直前にその安い費用で受診させてやろうという思いやりなのでしょう。
仕事の面では色々と欲求不満が溜まる職場でしたが、こうした福利厚生に関しては本当に充実していてありがたかったのだと思いました。
いまだに会社からは社内報や旅行、セミナーや親睦会の案内などを送ってきます。
ただし、それが行われるのは一番社員数が多い工場地区。
定年前に都市部に引っ越した私には距離が遠すぎるます。
そして退職後も会社の福利厚生に頼るのも嫌なので、有難迷惑というのが偽らざる心境なのですが、退職後もその住所に留まるほとんどの社員にとってはとっても良い制度なのだと思います。
今日の人間ドックは会社の施設ではなく、契約施設。
ここなら私の家からクルマで10分程度なので助かるし、会社の施設よりは見劣りするけど、まずまずのファシリティーを備えた施設です。
今日は朝からかみさんと一緒にその人間ドックに出掛けました。
様々な検査はとても効率が良い流れ作業。
僅か1時間ほどで全て終了してしまいました。
最後の医師による問診では、気になっている耳下腺腫瘍について手術すべきか否かについて意見を聞きました。
医師は耳鼻咽喉科は専門外だと断ったうえで、
「腫瘍ができて4年以上も経っている訳ですよね。それが癌だったら、あなたは今生きていませんよ。ワルチン腫瘍ならほとんどが放置していても大丈夫のはずです」
「半年に一度経過観察に通っているのなら、手術による様々な後遺症リスクを考えれば手術を避けたのは正解です」
と言われて安心しました。
ところが、かみさんの心臓の方が実は心配の種。
3年前に不整脈を感じると言って近所の内科に掛かると大学病院を紹介され、そこの医師の判断では手術をした方が良いとのこと。
びっくりした私達は、私の糖尿病の主治医のところに相談に行きました。
某旧帝大で博士号をとった医師は、論文を沢山書く等勉強家である一方で、若くて優秀な医師の友達が沢山います。
そして紹介されたのが、その大学病院とは別の心臓専門の病院。
聞けば、その病院は県内の優秀な医師の大半を引っこ抜いて作られたそう。
そして私の主治医が紹介してくれた医師は、彼と旧帝大の博士課程で悪ガキ友達だった若い心臓専門医でした。
3年前の診断では、足の静脈からカテーテルを入れて心臓を治療する方法もあることはあるけど、この程度の不整脈なら手術するまでのこともないとの診断。
それを聞いて安心したかみさんは、それ以来不整脈も発生せずすっかり元気になりました。
ところがまた最近になって不整脈が気になると訴えていました。
今日の人間ドックでも心電図は取ったけど、
「どうせならその足で心臓専門病院に行ってみよう」
とかみさんに言うと、素直に、
「じゃあ、連れて行って」
と言うので、人間ドックを出た足でその病院に向かいました。
医師は私達のことを憶えていて、そこで撮った心電図や問診の結果から、
「多分、なんともないはずです。」
「現に、3年前に不整脈を訴えて私の診察を受けて安心した後、なんともなく元気でいた訳ですからね」
「実際に、この病院で不整脈を訴えて診た患者さんの3割は、私の診断結果を聴いて安心するとその後一度も病院に来ていません」
「ホルモンバランスが崩れたり、気候の変わり目にそういう症状が現れるけど、実際にはなんでもないという人が多いってことです」
と言います。
それでも、念のためエコー検査をして、携帯用の心電図測定器を渡されました。
1週間後に測定器を返しに来て、それを分析してもらって再度診察して貰うことになりましたが、
「多分、安心して心臓の症状も治っていると思いますよ」
と笑いながら話してくれました。
そして心臓の為には、あまり気に病んだりせずに運動をすることだそうです。
1週間後の診察でも、なんともないことを願いたいと思います。
それでも、この歳になるとあちこち悪い所が出てくるのは自然の理。
実際に同年代の人が櫛の歯が抜ける様に死んでいきます。
だから、何があっても後悔しないように生きていきたいと思います。
帰りに、イオンにあるリンガーハットによって皿うどんと焼きめしをとって、かみさんとシェアしました。
専門医の話を聞いて気が楽になったかみさんは、人間ドッグ後に朝食を食べたばかりだから食欲がないと言いながら、モリモリと沢山食べてくれました。
そして、ペット屋さんで愛犬の新しいリード(右)を買いました。
愛犬は8キロの小型犬ですが、私と毎日綱引きをしていて筋肉モリモリで力が強いので、万が一のことを考えて大型犬用のリードにしました。
左の小型犬用のものは金具部分のところが外れたことがあるので、今は真ん中の中型犬用のものを使っていますが、それでも心配なので大型犬用のものにしました。
糖尿病の私も、不整脈のあるかみさんにも、愛犬との毎日の散歩は欠かせませんから、愛犬の安全と私達の健康の為の必要経費ですね。
ついでに、ショーケースにいたワンコたちを眺めていたら、とんでもなく可愛い真っ白なチワワがいました。
満面の笑顔になった私達を目ざとく見つけた店員が、そのチワワを抱っこして目の前に連れて来てくれました。
でも、愛犬の時の様に私の目を見続けてもくれないし、指を舐めてくれようともしません。
愛犬の友達を迎えたい気持ちはずっとあるのですが、私と赤い糸で結ばれたワンコとは出会えないままです。
そのペットショップの店員さんも、
「ええっ?ガラス越しなのにずっと手を舐めてくれたんですか?」
と不思議がっていましたが、本当にそうだったんです。
かみさんは、
「愛犬は目が悪くて貴方が見えなくて、ただ指に興味をもっただけじゃないの」
と言いますが、そんなことはありません。
愛犬と私は、やっぱり赤い糸で結ばれていたんだと信じています。
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