ニーチェが京都にやって来て17歳の私に哲学のことを教えてくれた

  • 2016.12.09 Friday
  • 09:22

昨夜、ようやく最後まで読み切った「ニーチェが京都にやって来て17歳の私に哲学のことを教えてくれた」という長い題名の本。

 

最近読んだ本の中ではもっとも読み応えがあったし、勉強にもなりました。

 

ネットで哲学者のことなんかを調べながらの読書でしたので時間が掛かりましたが、それだけ興味深い本でした。

 

 

 

どんな人が書いた本なのかと調べてみると…

 

私学の名門京都女子大を中退し、レースクイーンでグランプリを獲得したり、ミスチョロQを選ばれたりした後、アイドルユニットに加入して活躍していた時期もあったとのこと。

 

ホームページも開設していて、トップページにはあのホリエモンと一緒の写真も掲載されていました。

 

https://haradamariru.amebaownd.com/posts/page/2?type=grid

 

そう言えば、ホリエモンは東大文学部中退の文学青年だったとか。

 

そんなホリエモンは別として、筆者の原田まりる氏は教養もあって読者を引き込む文章力もある、なかなかのマルチタレントです。

 

写真で見る限りは、若くてなかなかの美人です。

 

 

哲学なんて大学で一夜漬けで単位を取った程度だった私ですが、そんな彼女の著書のおかげで60歳を過ぎた私でも哲学に触れることができて、感慨深く、面白かった。

 

舞台となっている京都は彼女の生まれ故郷だそうで、随所に出てくるカフェやバー、商店街などの描写もリアル感があってあたかも私自身がそこにいる様な気にもさせられました。

 

俳句の夏井いつきさんも、読む人に場所や情景、思いなど様々なことを思い浮かばせる表現が大事だって言っていますが、俳句だけじゃなくてこうした文書でもただ長いだけじゃなくて読者を引き込む表現がなされていて面白い。

 

 

この本では、「哲学は他の科学と違って実際の生活には何の役にも立たないし、真理というものがないもの」とあります。

 

それでも、人生に行き詰った時に役立つことがあったり、将来に向かって生きていく時に勇気づけられることがあると言います。

 

そして、哲学は学ぶものではなく、みずからが行うもの。「哲学する」というものだそうです。

 

 

なるほど、奥が深い!と思っていたら、他方で、

 

「他の学問はそれなりの知識とスキルが無いとできないけど、哲学は誰にでもできる」

 

という一節もありました。

 

 

たしかに、文系の私が化学を勉強しようとしても、基本的な計算式が理解できないので、概念の部分しか理解できずもどかしい所がありますが、哲学はそうした計算式もないし、法律用語の様な小難しい単語もありません。

 

そして一つ一つが自分自身の経験や心の中にあるものと表裏一体なので、頷きながら、あるいは反論しながら読み進めることも可能です。

 

多読の部類に入る私ですが、そんな私にとっても、とっても新鮮で良い本でした。

 

 

 

 

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ショーペンハウエル

  • 2016.12.01 Thursday
  • 00:47

先日買った「ニーチェが京都にやって来て 17歳の私に哲学のことを教えてくれた」という本。

 

なかなか一気に読み進められないけど、今日読んだ一節にショーペンハウエルが出てきました。

 

名前だけは大学の教養課程で習った記憶があるけど、彼の哲学書なんぞもちろん読んだことなんかありません。

 

冒頭でご紹介した本だと、主人公の女子高生を相手にショーペンハウエル自身とニーチェが平易に解説してくれているのでやたら難しい哲学書を読むよりははるかにわかり易い。

 

実はそんな本がなかなか読み進められないのは、登場人物が出てくるたびに、その人物をネットで検索してその人成りや多くの格言を知識として得ようとしているからなのです。

 

そしてこれがなかなか面白い。

 

それらの格言はなるほどと思えることが大半なのですが、そのことを概念化して言葉にするっていうのは流石に大哲学者なんだろうなと思います。

 

そんな格言は60歳を超えた自分の過去や現在を振り返ってみた時に、ぴたりと当てはまったり、自分の内面の思いに気付かされたり、反省させられたりすることが多々あります。

 

とても人格者と言える様な人間ではなかった自分ですが、今思えばもう少し若い時に哲学を勉強しておけば良かったかなとも思います。

 

 

それでも…そんなショーペンハウエルの格言にこういうものがありました。

 

「名声は得るのは難しいが、維持するのはやさしい。この点で名声は名誉と反対である。名誉は一度でもくだらぬ行為をすれば失われて二度と回復できなくなる」

 

売れっ子の芸能人や、文化人、政治家などが努力によって名声をあげ、名誉を得られていたのが、ある日突然覚せい剤や不倫や汚職などで一気に名誉を失うケースが少なからずあります。

 

一般人の場合は、名誉という言葉を信用という言葉に置き換えても良いかもしれません。

 

そんなことをショーペンハウエルは言いたかったのでしょう。

 

 

でも私はこの点に関しては必ずしも同意できません。

 

一度名誉や信用を失ったとしても、その後の生き方や努力、あるいは死後であっても業績が見直されて名誉を回復できることがあるからです。

 

人は誰しも沢山の罪を犯して生きて来たはず。

 

そして名誉を失墜し、あるいは多くの人から信用を失くしてしまった経験があるはず。

 

そんな人間が60歳になって死に向かって一歩一歩進んでいる時に、二度と名誉も信用も回復できないとすればこれほど寂しいことはありません。

 

 

ショーペンハウエルの格言には他にも同意できないものがいくつもあります。

 

例えば、

 

「結婚するとは、彼の権利を半分にして義務を二倍にすることである」

 

「人の意見には反論しないほうがよい。変なことを信じている人の考えを変えようとしたら、何年経ってもケリがつかない。人の感情を害するのは簡単だが、人を矯正するのは、相当難しい」

 

等です。

 

 

でも、ショーペンハウエル自身はこんなことを言っています。


「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。習字の練習をする生徒が、先生の鉛筆書きの線をペンでたどるようなものである。だから読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。読書にいそしむ限り、実は我々の頭は他人の思想の運動場に過ぎない。そのため、ときにはぼんやりと時間を潰すことがあっても、ほとんど丸一日を多読に費やす勤勉な人間は、次第に自分でものを考える力を失っていく」

 

ショーペンハウエルも自分の言葉をそのまま受け入れるんじゃなくて、自分自身でも考えなさいって言っている訳ですね。

 

うーん。ということは、勉強してもなかなか真実にたどり着けないっていうことなんですね。

 

60を超えてもまだまだ惑うことばかりです。

 

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個人年金の加入は簡単→脱退・受取は大変=結婚と離婚の関係と同じって

  • 2016.02.05 Friday
  • 09:25
面倒なのでほかっておいたDC年金の個人型移管書類ですが、今朝ようやく読み込んで書類作成しました。

年金の種類だけで、退職年金、個人年金A、個人年金B、DC(確定拠出型)年金と4つもあり、それぞれに手続きがあって煩わしい。

退職年金の方は、会社が退職説明会で詳しく説明してくれて、その後の個人別相談会では書き方まで教えてくれたので良かったのですが、それ以外は会社の福利厚生施策ではあるものの外部金融機関に業務委託されているので説明は無し。

いきなり分厚い書類が保険会社と銀行から送られてきて、「○カ月以内に提出してください」と書いてある。

作成書類や添付書類そのものは簡単なのだけど、何とか番号を転記しろだとか、複数ある選択肢から選べ等、書類を読み込まないと書けません。

それも会社からもらった書類の方は極めて分かりやすのですが、保険会社や銀行から届いた書類はとても分かりにくい。

さらに、60歳になったら手続きがいろいろと必要だとフリーダイヤルのお姉さんから言われているので、気が重い。


それらの年金は年払いや月払いしか選択できないものの他は、全て現金化を選択しました。

これから更に頭がボケてきて書類が増えるときちんと処理できるかどうか心配だからです。

銀行口座も証券会社も基本的には一本化の方向です。


そして今後の課題は、せっかくの老後資金を失わないこと。

今のところ、詐欺には決して引っかからない自信はあるのですが、これからかみさん共々ボケてくるのは間違いないし、おつむの弱い安倍政権がとんでもない経済政策をしていることも心配です。

自分で気を付けていても、あっという間に老後破産し、下流老人になる危険性は今後十分にあると思っています。

現役引退後も政治・経済動向には十分気を配っていかねばなりません。

年金生活者の私ですが、そのためには書籍代ぐらいケチらないで勉強を続けたいと思っています。

ただし、これまでは書店で定価で本を購入していた私ですが、これからはネットで購入してポイントを貯めて少しでも節約しようと思っています。

また、実物の本を買うと書斎の本棚が直ぐに一杯になってしまうので、先週から電子書籍も活用中です。

倹約が必要な私ですが、誰が読んだか分からない古本は好まないし、読んだ本を古本屋に売りに行くのも大変なので、現物より安い電子書籍が一番お得だと思います。



ところで、DC年金の手続き書類を机一杯に広げていたのを見たかみさんが、

「結婚は簡単だけど離婚するのは大変なのと一緒だね。」

と気になる言葉を吐きました。

政治経済だけでなく、心理学の勉強もしなきゃあならないかも知れません。

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