生姜ココア。氾濫するインチキ健康法とサプリメント

  • 2016.12.07 Wednesday
  • 00:04

少し前に、ポッコリお腹に生姜ココアが効くと言うテレビ番組がありました。

 

感化されたかみさんと娘が早速試していますが、全く効果が見られません。

 

そして娘は私にも生姜ココアを作って飲ませてくれましたが、これが何とも言えない変な味でした。

 

 

そんな生姜ココアについて、テレビでよく見かける森田医師が次の様に疑問を投げかけたとのことです。

 

「実際のぽっこりお腹は内臓脂肪や皮下脂肪が溜まった人、つまり肥満の人に多いのではないでしょうか。生姜ココアを飲み続けても劇的な効果が生まれるとは考えにくい。ドリンクを飲むことに対し、『仮に効果がなくても害がないならいいじゃないか』という意見もあると思いますが、実際にその症状で苦しんでいる人が番組を真に受け、独自の解決法に身を委ねるのは決していい事ではないはずです。」

 

 

世の中には本当に適当でいい加減な健康法やダイエット法、そして美容法が氾濫しています。

 

なにしろ、厚労省でさえ「トクホ」という訳の分からないものを作って認可しているのですから、世の中詐欺だらけです。

 

 

現役時代に会食した某旧帝大医学部の予防医学の教授が、

 

「あれだけ健康食品が氾濫しているけど、それだけそれを信用して使っている人がいるってことですよね。」

 

「国もトクホなんて制度を作るなんてホントいい加減です」

 

とあきれていたのを覚えています。

 

 

健康食品やサプリメントなどの推定市場はおよそ1兆7千億円。

 

医師の処方箋なしで買える大衆薬の市場規模の2倍にも達するそうです。

 

利用者は6:4で女性が多いそうですが、なるほどとうなずける数字ですね。

 

 

当然金儲けに目がくらんだ企業は大挙してこの市場に参入し、ネットでもテレビでもこうした健康食品の宣伝を見ない日はありません。

 

飲料メーカーは通常110円のペットボトル飲料が、160円という高値で売れるのですから笑いが止まりません。

 

 

 

医学生が必ず勉強する「ハーパーの生化学」。

 

文系の私ですが、HbA1cが10を超えるまでになった糖尿病を自ら改善するために、10数年前に理系の同僚たちのレクチャーも受けながら必死になって勉強しました。

 

その結果、糖尿病には糖質を控えることが一番だと確信し、糖質制限を始めたところ服薬もやめたニモ関わらず6.5まで低下。

 

丁度、ローカーボとか糖質制限食という食事法が流行り始めた時期だったのですが、当時はまだまだこの食事療法について知っている医師も栄養士もほとんどおらず、ネットで探したクリニックにわざわざ丸一日かけて通っていた時期もありました。

 

会社の産業医や看護師、栄養士は、

 

「糖分を摂らないと脳が働かないので良くない」

 

と言いましたが、ハーパーの生化学にはちゃんと、

 

「血糖値が低くなると、筋肉を分解して糖新生がなされるし、脂肪分を分解してできるケトン体が脳に栄養として供給される」

 

と書いてあります。

 

血糖値が上がり過ぎるとインシュリンぐらいしか働かないのですが、血糖値が下がると生命に重大な危機をもたらすので、糖新生やケトン体供給といういくつかのバックアップ機能が人間の身体には備わっているのです。

 

医学生の教科書に書いてある基本的な生化学についてすら知らない医師や看護師、栄養士がいると知った時には、流石にびっくりしました。

 

 

骨や関節に効くと宣伝されているサプリメント。

 

某医学博士が開発した、サメの成分が入っていて、通常はなかなか身体が吸収できないのをごく小さい微粒子にしたというこのサプリメント。

 

つい2年ほど前に、腰や肩が痛いと言ってこのサプリメントを購入し、整体にも通い始めたかみさん。

 

「そんなもの胃や腸で消化される時点で分子構造にまで分解されてしまうのだから効くはずがない」

 

と私が言っても聞く耳を持ちません。

 

なので、私がちょうど転倒してひざを痛めて通っていた医師に相談すると、

 

「私から直接説明してあげますから奥さんを連れてきてください」

 

と言ってくれました。

 

かみさんは結果的には医師の説明に納得して、高価なサプリメントを購入するのをやめました。

 

 

似たようなものには「○○酵素」と謳ったサプリメントがあります。

 

酵素は確かに重要な働きをしますが、食事でとればそれはお肉や魚のたんぱく質と同じ。

 

全てアミノ酸の分子構造まで分解されてしまうので、酵素がそのまま体内に吸収されて働くなんてことが起こるはずがありません。

 

あくまで体内でアミノ酸などから生成される酵素のみが体内で酵素として働くのであって、食事でとった酵素が酵素として働くと歌う製品はインチキです。

 

他にも微量しか必要でない栄養素を、さも不足しているとか言ってサプリメントにしているものも沢山あります。

 

それらは人間の身体には微量しか必要でない訳ですから、それらを凝縮したものを大量にサプリメントで摂って良いものかどうかにつても大いに疑問です。

 

ちなみに、「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」は人間が体内で合成できないので食事からとる必要がありますが、糖質には「必須糖」などと言うものはないので、私が行った糖質制限食で栄養不足になることはありません。

 

ただし、糖質制限食では血管にプラークができやすくなったり、肺がんや大腸がんなどの発症率が上がると言う研究結果もあるようなので、糖質制限食も体重コントロールが終わればほどほどにするのが良いようです。

 

 

ことごとかように世の中には健康関連のインチキ商品や健康法が溢れています。

 

少なくとも、年金生活に入って節約しなければならない私達老人は、貴重な老後資金をそうしたインチキ商品に使ってはなりません。

 

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